SSDを新しいSSDへ交換したい場合、Windowsやインストール済みソフト、個人データをそのまま引き継ぐには、ファイルをコピーするだけでは不十分です。SSDをクローンすれば、OSを再インストールすることなく環境を丸ごと移行できます。本記事では、SSDクローンの準備からMiniTool Partition Wizardを使った手順、起動設定まで詳しく解説します。

SSDのクローンとは、古いSSDの中身(OS、アプリ、設定、データなど)をそのまま新しいSSDに複製する作業のことです。クローンを行えば、Windowsを再インストールする手間なく、そのまま新しいSSDに乗り換えることができます。ssd 換装やssd 交換を検討している方にとって、クローンは最も効率的な方法の一つです。

SSDクローンの流れをまとめると、以下のようになります。

  1. 新しいSSDをパソコンに接続する
  2. クローンソフト(例:MiniTool Partition Wizard)を使ってSSDをクローンする
  3. クローン完了後、新しいSSDを起動ドライブに設定する

以下、各ステップを詳しく見ていきましょう。

SSDクローンの準備作業

クローン作業を始める前に、失敗を防ぐために以下の点を確認しておきましょう。

  • 新しいSSDの選定:パソコンのフォームファクタ(2.5インチ、M.2など)とインターフェース(SATA、NVMeなど)に対応した新しいSSDを購入してください。ノートパソコン ssd 交換を行う場合は、特に対応規格の確認が重要です。
  • 容量の確認:MiniTool Partition Wizardは、大容量SSDへのクローンだけでなく、小容量SSDへのクローンにも対応しています。ただし、小さいSSDにクローンする場合は、新しいSSDの空き容量が、元のSSDに保存されているデータ量以上である必要があります。
  • システムの健全性チェック:Windowsの動作が不安定な場合、そのままクローンすると不具合を引き継いでしまう可能性があります。不安定な場合は、データをバックアップした上で、新しいSSDにWindowsをクリーンインストールすることをおすすめします。
  • 暗号化の確認:多くのクローンソフトはデフォルトでファイル単位のコピーを行うため、高速に処理できます。ただし、ドライブが暗号化されている場合は、事前に暗号化を無効化または一時停止しておく必要があります。そうしないと、より低速なセクター単位のコピーが実行されてしまいます。
  • 接続方法の確認:SSDスロットが1つしかないノートパソコンやミニPCの場合、SATA/M.2 to USB変換アダプターが必要になります。

SSDをパソコンに接続する方法

SSDスロットに空きがある場合(主にデスクトップPC)

パソコンに追加のSSDスロットがある場合は、新しいSSDを直接取り付けることができます。取り付け方法は機種によって異なるため、詳しい手順はYouTubeなどの動画ガイドを参考にすると分かりやすいでしょう。取り付け後、そのままSSDクローンの作業に進みます。

SSDスロットが1つしかない場合(主にノートパソコン)

一方、パソコンにSSDスロットが1つしかない場合は、SATA/M.2からUSBへの変換アダプターを使って新しいSSDをパソコンに接続します。この状態でSSDクローンを行い、クローン完了後に新しいSSDをパソコン本体に取り付けます。ノートパソコンSSD交換では、この方法が一般的です。

SATA-USBおよびM.2-USB変換ケーブル

MiniTool Partition WizardでSSDをクローンする

ここでは、SSDクローンに対応した専用ソフト「MiniTool Partition Wizard」を使った具体的な手順を紹介します。まず公式サイトからMiniTool Partition Wizardをダウンロードし、インストールしてください。

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注:
システムSSD(OSが入っているSSD)をクローンする場合は、プロ版以上のライセンスが必要です。無料版を使用すると、クローン後のSSDが起動しない場合があります。

ステップ1:元のSSDを右クリックし、「コピー」を選択します。

MiniTool Partition Wizardでディスクを右クリックしてコピーを選択する様子

ステップ2:表示されたウィンドウで、コピー先(ターゲット)ディスクとして新しいSSDを選択します。

MiniTool Partition Wizardでクローン先のディスクを選択する様子

ステップ3:コピーオプションとターゲットディスクのレイアウトを確認します。

提示:
通常は「パーティションをディスク全体に合わせる」というオプションを選ぶのがおすすめです。クローン時にパーティションサイズを変更したい場合は、「行先ディスクのレイアウト」の項目で調整できます。
MiniTool Partition Wizardでコピーオプションとレイアウトを確認する様子

ステップ4:「完了」をクリックし、続いて「適用」をクリックしてクローン処理を実行します。

MiniTool Partition Wizardでディスクコピーを適用する様子

以上で、SSDからSSDへのクローン作業は完了です。データ量に応じて、しばらく時間がかかる場合があります。

新しいSSDを起動ドライブに設定する方法

クローンとSSDの取り付けが完了したら、新しいSSDをパソコンの起動ドライブに設定する必要があります。手順は以下の通りです。

  1. BIOSに入る:パソコンを再起動し、メーカーのロゴが表示されたらすぐに、マザーボードに対応したBIOSキーを押します(F2、F12、Delete、Escapeキーなどが一般的です)。
  2. 起動設定を探す:キーボードの矢印キーを使い、「Boot」「Startup」「Settings」などのタブに移動します。
  3. 起動順序を変更する:「Boot Option #1」や「Boot Sequence」の項目を探し、「+」「-」キーを使って新しいSSDを一番上(最優先)に設定します。
  4. 保存して終了する:F10キーを押して変更内容を保存し、BIOSを終了します。これで、パソコンは新しいSSDから起動するようになります。

MiniTool Partition Wizardのおかげで、SSDからSSDへのクローンが簡単にできました!データを失わずにSSDを交換できて安心です。Twitterでシェア

よくある質問(FAQ)

SSDのクローンは良い方法ですか?
はい、SSDのクローンは、より大容量のドライブへの換装や、動作が遅いハードディスクからの移行を行う際に非常に有効な方法です。Windows、アプリケーション、各種設定を再インストールする必要がなく、システム環境をそのまま新しいドライブに引き継げます。ただし、元のドライブに存在した不要なソフトやシステムエラーもそのままコピーされてしまう点には注意が必要です。
1TBのHDDを250GBのSSDにクローンできますか?
はい、可能です。ただし、HDD内の使用済みデータ量が250GB未満である必要があります。使用済みデータが250GBを超えている場合は、そのままではクローンできないため、不要なファイルを削除するか、Windowsのクリーンインストールを行う必要があります。
SSDのクローンにはどのくらい時間がかかりますか?
一般的に、SSDクローンには10分から60分程度かかりますが、データ量や接続方法によって異なります。目安として、データ100GBあたり15〜30分程度が必要です。データがほとんど入っていないドライブであれば時間は短く、容量いっぱいまでデータが入っている場合は長くなります。
クローン前に新しいSSDをフォーマットする必要はありますか?
いいえ、新品のSSDを事前にフォーマットする必要はありません。クローンソフトが自動的にターゲットドライブを上書きし、元のドライブと同じパーティション構造・ファイルシステム・データをそのままコピーします。
SSDクローン後にWindowsを再アクティベートする必要はありますか?
同じパソコン内でSSDを新しいものに交換する場合、基本的に再アクティベートは不要です。Windowsのライセンス認証は主にマザーボードに紐づいているため、マザーボードやCPUなど大きなハードウェアの変更がなければ、通常は自動的に認証が維持されます。

まとめ

SSDのクローンは、事前準備さえしっかり行っておけば、決して難しい作業ではありません。新しいSSDの接続、MiniTool Partition Wizardによるクローン、そして起動ドライブの設定という3つのステップを順番に進めるだけで、Windowsやアプリを再インストールすることなく、そのまま新しいSSDへ移行できます。

ノートパソコンでもデスクトップPCでも、SSD換装やSSD交換の際にデータやシステム環境を丸ごと引き継ぎたい場合は、ぜひ今回ご紹介した手順を試してみてください。クローン作業中にトラブルが発生した場合は、[email protected]までお気軽にご連絡ください。

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