USBメモリやSDカード、外付けHDD、DVD、 Word文書、OneDriveなどを開いた際に「ディレクトリ名が無効です」と表示されることがあります。原因は接続不良やドライバー、ファイルシステム、パス設定などが挙げられます。まず再接続や別のポートを試し、改善しなければドライバーやディスクの状態を確認しましょう。
「ディレクトリ名が無効です」とは
「ディレクトリ名が無効です」は、Windowsがファイルやフォルダーの保存先(ディレクトリ)を正しく認識できないときに表示されるエラーメッセージです。

このエラーが表示されると、対象のファイルを開けなくなったり、SDカードや外付けHDD、USBメモリ、DVDドライブなどのストレージデバイスにアクセスできなくなったりすることがあります。
また、WordやPDFファイルを開こうとしたり、OneDriveやネットワークドライブ上のファイルにアクセスしたり、コマンドプロンプトやDiskPartを起動したりする際にも、同様のエラーが発生する可能性があります。
「ディレクトリ名が無効です」が表示される主な原因
メッセージから見ると、このエラーはWindowsが指定されたファイルやフォルダーのパスを正しく認識できないことが主な原因であることが分かりました。以下では、このような状況を引き起こす主な要因をまとめました。
| 原因 | 説明 |
| 接続不良 | USBポート、ケーブル、カードリーダーなどに問題がある |
| ファイルシステムのエラー | SDカードやUSB、HDDのファイルシステムが破損している |
| ドライバーの問題 | デバイスドライバーが正常に動作・認識されていない |
| パスの問題 | ファイルやフォルダーの保存先・指定されたパスが無効になっている |
| 作業フォルダーの問題 | コマンドプロンプトやDiskPartの作業フォルダーに問題がある |
| ファイル名の問題 | ファイル名やフォルダー名に使用できない文字が含まれている |
| ストレージの障害 | SDカードやUSB、HDDなどに論理・物理的な障害が発生している |
「ディレクトリ名が無効です」の対処法
上記の原因を踏まえ、ここでは7つの対処法を紹介します。方法1~3は接続やハードウェアに関する問題、方法4はディスクエラーの確認、方法5~6はパスや作業フォルダーなどのソフトウェア関連の問題、方法7はCD/DVDドライブに特化した対処法です。状況に応じて、適切な方法を試してください。
方法1:USBポートや接続を確認する
「接続不良」が原因の場合は、まず物理的な接続を確認してください。ここではSDカードを例に説明しますが、外付けハードディスクやUSBメモリでも手順はほぼ同じです。
- 別のUSBポートに接続する:パソコンには通常、複数のUSBポートが備わっています。カードリーダーを介してSDカードを接続している場合は、別のポートに差し込んでみてください。
- USBケーブルまたはカードリーダーの交換:ケーブルやカードリーダー自体の経年劣化や故障が原因である可能性もあります。そのため、可能であれば、別の機器に交換してテストしてみてください。
- デバイスを取り外してから再接続する:デバイスを安全に取り外し、数秒待ってから再接続します。独立した電源を持つデバイスの場合は、デバイス自体の再起動も試してください。
- 他のパソコンに接続して確認する:別のパソコンでも同じエラーが出る場合は、パソコン側ではなくデバイス側(SDカード、外付けHDD、USBメモリなど)に問題がある可能性が高いです。
すべて試しても問題が解決しない場合は、引き続き以下の対処法を確認してください。
合わせて読みたい:
方法2:ディスクの状態を確認する
接続に問題がない場合でも、Windowsがディスクを正しく認識できないと、「ディレクトリ名が無効です」が表示されることがあります。「ディスクの管理」でデバイスの状態を確認してください。
ステップ1:「Windows」キーと「X」キーを同時に押し、表示されるメニューから「ディスクの管理」を選択します。または、「Windows」キーと「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開き、「diskmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。
ステップ2:デバイス一覧に対象のSDカードやUSBメモリ、外付けHDDが表示されているか確認します。
- ドライブ文字が割り当てられていない場合:対象のパーティションを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択してドライブ文字を割り当ててください。
- 「未割り当て」、「RAW」、または「不明」などの状態として表示されている場合:ファイルシステムが破損しているか、パーティション情報が失われている可能性があります。
なお、重要なデータが保存されている場合は、この段階でフォーマットや初期化を行わず、まずデータの復元を試みることを強くお勧めします。
方法3:デバイスドライバーを更新・再インストールする
関連するデバイスドライバーの問題が原因と考えられる場合は、ドライバーを更新または再インストールしてみましょう。
ステップ1:「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押すと、デバイスマネージャーが開きます。
ステップ2:SDカードやUSBメモリを使っている場合は「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」を、外付けHDDの場合は「ディスクドライブ」を展開します。
次に、対象のデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択してウィザードの指示に従って更新してください。

ステップ3:更新しても改善しない場合は、同じ右クリックメニューから「デバイスのアンインストール」を選択し、パソコンを再起動してください。再起動時にWindowsがドライバーを自動的に再インストールします。

なお、iPodなどの他のUSB接続デバイスでこのエラーが発生した場合も、同様の手順で対処できます。
方法4:CHKDSKでディスクエラーを確認する
「ファイルシステムエラー」や「ストレージの障害」が疑われる場合は、Windows に標準搭載されているCHKDSKコマンドを使用して、ディスクをチェック・修復することができます。
ステップ1:「Windows」キーと「R」キーを同時に押し、検索ボックスに「cmd」と入力します。候補に表示された「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択してください(CHKDSKの実行には管理者権限が必要です)。
ステップ2:コマンドプロンプトが開いたら、半角英数字で次のように入力します(「e」の部分は対象デバイスの実際のドライブ文字に置き換えてください)。
chkdsk e: /f /r

このコマンドでは、「/f」はファイルシステムのエラーを修復するオプション、「/r」は不良セクターを検出し、読み取り可能なデータを回復するオプションです。両方のオプションを指定することで、ディスクをより詳しくチェックして修復できます。
ステップ3: Enterキーを押すと、CHKDSKによるディスクのチェックと修復が開始されます。処理には時間がかかる場合があります。完了後、デバイスを正常に開けるか確認してください。この操作手順はWindows 10とWindows 11で共通です。
方法5:ファイルやフォルダーのパスを確認する
「パスの問題」や「ファイル名の問題」が原因の場合は、次の項目を確認してください。「ディレクトリ名が正しくありません」という類似のエラーも、同じ原因で発生することがあります。
保存先・パスを確認する
Word文書やPDFファイルを開く際にエラーが表示される場合は、ファイルの保存場所を確認してください。最近使用したファイルの一覧や古いショートカットから開くと、参照先のフォルダーが移動・削除されているため、エラーが発生することがあります。エクスプローラーからファイルを直接開くか、保存先を変更してから再度試してください。
改善しない場合は、ファイル自体が破損している可能性があります。Word文書が開けない場合は、Microsoft公式の「Wordで文書が破損している場合のトラブルシューティング方法」を参照してください。
ファイル名・フォルダー名を確認する
次の項目に該当していないか確認してください。
- 「\」「/」「:」「*」「?」「”」「<」「>」「|」など、Windowsで使用できない記号が含まれている
- 「CON」「PRN」「AUX」「NUL」「COM1」「LPT1」などの予約名が使われている
- フォルダーの階層やファイル名が長すぎる
必要に応じてファイル名を短くしたり、浅い階層のフォルダーへ移動したりしてから、再度開いてみてください。
方法6:ネットワークドライブの接続を確認する
ネットワークドライブでエラーが表示される場合は、次の項目を確認してください。
- ネットワーク接続が安定しているか
- ネットワークドライブの割り当てが解除されていないか
- 共有フォルダーのパスが変更・削除されていないか
- アクセス権限やログイン情報に問題がないか
ネットワークドライブをいったん切断し、正しい共有フォルダーのパスを指定して再接続する方法も有効です。
方法7:OneDriveのファイル名と同期状態を確認する
OneDriveでエラーが表示される場合は、ファイル名やフォルダー名に使用できない文字が含まれていないか確認してください。また、ファイルの種類がOneDriveでブロックされていないか、同期が完了しているかも確認しましょう。
必要に応じて、ファイル名を変更し、OneDriveの同期状態を確認してから再度アクセスしてください。
方法8:コマンドプロンプトの作業フォルダーを確認する
コマンドプロンプトやDiskPartを起動した直後、コマンドを入力する前に「ディレクトリ名が無効です」と表示される場合は、この方法が有効です。ショートカットの「作業フォルダー」に指定されているパスが無効になっている可能性があります。
ステップ1: 検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択します。
ステップ2: エクスプローラーで「コマンドプロンプト」のショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
ステップ3: 「ショートカット」タブを開き、「作業フォルダー」の値を「%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%」から「%WINDIR%」に変更します。その後、「適用」→「OK」をクリックして保存します。

設定を変更したら、コマンドプロンプトまたはDiskPartを再起動し、エラーが解消されたか確認してください。
方法9:CD/DVDドライブを再認識する
CD/DVDドライブを使用しているときに「ディレクトリ名が無効です」と表示される場合は、ドライブを一度無効にしてから有効にするか、ドライバーを再インストールすることで解決する場合があります。
デバイスを無効化してから再度有効にする
ステップ1: 「devmgmt.msc」を実行してデバイスマネージャーを開き、「DVD/CD-ROMドライブ」を展開します。対象のドライブを右クリックし、「デバイスを無効にする」を選択します。確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。

ステップ2: もう一度対象のドライブを右クリックし、「デバイスを有効にする」を選択します。
その後、エラーが解消されたか確認してください。
ドライバーを再インストールする
ステップ1: 「DVD/CD-ROMドライブ」を展開し、対象のドライブを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。

ステップ2: 確認画面で「はい」をクリックし、パソコンを再起動します。再起動後、Windowsがドライバーを自動的に再インストールします。
改善しない場合は、方法2の「ディスクの状態を確認する」を参考に、ドライブ文字が正しく割り当てられているか確認してください。
「ディレクトリ名が無効です」でデータにアクセスできない場合
すべての方法を試しても改善しない場合、ストレージのファイルシステムやデータに問題がある可能性があります。特に「ディスクの管理」で「RAW」や「未割り当て」と表示されている場合は、フォーマットや初期化によってデータが失われるおそれがあります。重要なデータが保存されている場合は、まずデータの復元を試してください。
MiniTool Partition Wizardのデータ復元機能を使えば、ハードドライブ、SDカード、USBメモリなどから紛失・削除されたファイルをスキャンして復元できます。
MiniTool Partition Wizard Pro Demoクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ1: 対象のデバイスをパソコンに接続し、MiniTool Partition Wizardを起動して「データ復元」を選択します。

ステップ2: 対象のデバイスを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ3: スキャン完了後、検出されたファイルを確認します。パスやファイルの種類、検索機能を使って必要なファイルを探せます。

ステップ4: 復元したいファイルを選択し、元のデバイスとは別のドライブを保存先に指定して復元します。同じデバイスに保存すると、データが上書きされるおそれがあります。
よくある質問
まとめ
「ディレクトリ名が無効です」エラーは、USBメモリやSDカード、外付けHDD、CD/DVD、Word文書、OneDrive、コマンドプロンプトなど、さまざまな場面で発生します。まずは原因の表を確認し、本記事で紹介した7つの方法を順番に試してみてください。
それでもエラーが解消せず、重要なデータにアクセスできない場合は、無理に修復やフォーマットを繰り返さず、MiniTool Partition Wizardなどのデータ復元ソフトでファイルを救出することを優先してください。
MiniToolソフトウェアについてご不明な点がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。
