BIOS IDチェックエラーの原因
GIGABYTEのマザーボードでBIOSをフラッシュまたはアップデートする際、「BIOS ID チェックエラー」が頻発している、という報告があります。主な原因は、ダウンロードしたBIOSのバージョンがマザーボードと一致していないことです。また、USBメモリドライブの故障、BIOSファイルそのものの破損損、インターネット接続の不安定、外部デバイスの互換性のないなども、このエラーを引き起こす可能性があります。
以下は、フォーラムからの実例です。
現在、GIGABYTEのマザーボードでBIOSのアップデートを試みていますが、バージョンを問わず同じエラーメッセージ(BIOS ID チェックエラー)が表示されます。使用しているマザーボードはAcorus B650 M Elite ax MicroATXです。ファイルをダウンロードしてフォーマット済みのUSBメモリに解凍し、BIOSを起動してアップデートを試みたのですが、このエラーが発生しました。https://www.reddit.com/r/gigabyte/comments/16hesrr/bios_id_check_error/

BIOS IDチェックエラーの修正方法
BIOS IDチェックエラーを修正するにはどうすればよいでしょうか?このセクションでは、試す価値がある解決方法を6つまとめています。一つ一つを試してみて、問題を解消してみましょう。
#1. マザーボードに合ったBIOSをダウンロードする
前述の通り、BIOS IDチェックエラーを引き起こす主な原因は、BIOSバージョンの不一致です。Redditフォーラムでは、正しいBIOSバージョンをダウンロードすることでエラーを解決したという報告が多くあります。
まずお使いのマザーボードのモデルを調べて、そしてGigabyteの公式サイトから対応するBIOSバージョンをダウンロードしてください。
具体的な手順はこの記事をご参照ください:ガイド:Windows10 BIOSのアップデートとバージョンの確認
#2. BIOSをリセットする
BIOSをデフォルト設定にリセットすると、互換性の問題を解消する場合があります。この方法は、一部のユーザーによって役に立つと実証されたので、試してみましょう。
ステップ1:ノートパソコンの電源を完全に切ります。
ステップ2:パソコンを起動し、最初のログ画面が表示されたらすぐに「F2」キーまたは「Delete」キーを押して、BIOS画面に入ります。
ステップ3:「Restore Defaults/Reset to Default」などのオプションを探します。見つかったら、このオプションを選択し、「F10」キーを押して保存し、BIOS画面を終了します。または、「F9」キーを押してBIOSをリセットすることもできます。
#3. USBメモリを確認する
USBメモリが破損したと、Gigabyte BIOS IDチェックエラーを引き起こす可能性があります。また、BIOS更新にはFAT32でフォーマットされたUSBメモリが必要です。そのため、USBドライブをチェックしてください。ここで、無料なパーティションマネージャーMiniTool Partition Wizardの使用をおすすめします。このツールを使えば、32GBを超えるUSBメモリも簡単にFAT32にフォーマットできます。それ以外、ドライブエラーへのチェックも行えます。
下のガイドに従ってUSBドライブをチェックしましょう。
MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ1:USBドライブをWindowsシステムに正しく挿入し、MiniTool Partition Wizardを起動してメインインターフェイスに入ります。
ステップ2:ディスクマップからUSBパーティションを選択し、左側のアクションパネルから「パーティションフォーマット」をクリックします。
ステップ3:「ファイルシステム」ドロップダウンメニューから「FAT32」を選択し、「OK」をクリックして変更を保存します。「適用」をクリックして変更を実行します。

ステップ4:USBメモリに破損したファイルシステムがあるかどうかを確認したい場合、USBメモリを選択し、「ファイルシステムチェック」>「検出されたエラーのチェックと修正」をクリックします。

ステップ5: USBメモリでの不良ブロックをチェックするには、USBメモリを選択し、左パネルから「サーフェステスト」をクリックします。「今すぐ開始」をクリックしてチェックを開始します。

#4. BIOSブートモードを変更する
BIOSブートモードを変更することでBIOS IDチェックエラーを修正することができます。試してみましょう。
ステップ1:上記の手順に従ってBIOS設定画面に入り、「Boot」または「Security」タブに移動します。
ステップ2:BIOSのブートモードを「legacy」から「UEFI」に変更します。その後、「Secure Boot」オプションを有効にできます。
ステップ3:「F10」キーを押してから「Enter」キーを押して変更を保存し、ウィンドウを終了します。
#5. CMOSをリセットする
CMOSは、コンピューターのマザーボード上にある小さなメモリで、基本入出力システム(BIOS)の設定をしています。BIOSアップデート時に「BIOS IDチェックエラー」が引き続き発生する場合は、CMOSクリアを検討してください。この操作によりマザーボード上の設定が復元され、BIOS設定がデフォルトに戻ります。ただし、誤った操作を行うと、コンピューターやBIOSに損傷を与える可能性があるため、十分に注意してください。
#6. マザーボードをアップグレードする
上記の修正方法をすべて試しても問題が解決できない場合は、マザーボードに何らかの問題がある可能性があります。その場合は、マザーボードに故障があるかどうかを確認する必要があります。故障したなら、「Windowsを再インストールすることなくマザーボードとCPUを交換する方法」というガイドを参照して、問題のあるマザーボードを交換してください。
