Tiny10は、RAMやストレージ容量の少ない低価格帯PCに適した軽量版のWindows 10です。MiniTool Partition Wizardのこの記事では、ISOファイルからTiny10をインストールする方法について解説します。

Tiny10とは?

Tiny10は、NTEDVによって作成されたWindows 10の縮小版で、軽量版Windows 10とも呼ばれます。ブロートウェア、不要なアプリ、サービス、システムコンポーネントは削除されており、メモ帳、ワードパッド、画像ビューア、Internet Explorer、Microsoft Store、Windowsセキュリティ、メディアプレイヤーなどのデフォルトアプリは搭載されていません。

それでも、ディスクの管理、PowerShell、コマンドプロンプトなど、Windowsの中核となるシステムツールはすべて残されているため、RAMやディスク容量が少ないコンピューターでも動作することができます。Tiny10が必要とする容量は、32ビット版コンピューターでは5.2GBのみです。

64ビット版コンピューターでは、最大でも10GBです。通常のWindows 10をインストールするには、22GBのディスク容量を必要とします。RAMについても、32ビット版で1GB、64ビット版で2GBのみで済むので、Tiny10は低価格帯PCに最適なOSです。Tiny10以外でも、以下のシステムは低価格帯PCで動作します。

Tiny10 ISOダウンロード

Tiny10を試してみたい方は、インターネットでISOファイルをダウンロードして下さい。いくつかのバージョンがあるので、状況に応じて適切なものを選んで下さい。

提示:
Tiny10 x64 Beta 1はWindows 10 Enterprise LTSC(ビルド19044.1586、2022年3月)を実行します。Tiny10をWindowsのライセンスで認証することはできますが、サポートの対象外となります。
  • 1809 Beta2 x86
  • 1809 Beta4 x64
  • 22H2 Beta2 x64
  • 22H2 Beta2 x86
  • 22H2 Beta1 x64
Tiny10エディション
関連記事:Rectify11 (Redesigned Windows 11) ISOダウンロード&インストール

Tiny10インストール

Tiny10 ISOをダウンロードしたら、ブータブルドライブを作成し、次の手順でインストールします。

ステップ1: RufusやWindows USB/DVDダウンロードツールのようなブータブルUSB作成ツールをダウンロード・インストールします。ここではRufusを使用します。

ステップ2: USBメモリをコンピューターに挿入します。

ステップ3: Rufusを起動し、ダウンロードしたTiny10のISOファイルを選択します。次に、NTFSファイルシステムを選択して「スタート」ボタンをクリックします。

Tiny10の書き込み

ステップ4: 処理が終了したら、ブータブルUSBメモリは完成です。

ステップ5: ブータブルUSBメモリを対象のコンピューターに接続します。

ステップ6: 再起動中にF12など特定のキーを押し、起動メニューに入ります。

提示:
起動メニューに入るためのキーは、コンピューターのブランドやモデルによって異なります。以下のガイドに従って、起動メニューに入って下さい。
Dell起動メニュー
HP起動メニュー
Lenovo起動メニュー
Asus起動メニュー

ステップ7: 接続されているUSBメモリを選択し、 Enterを押して続行します。

ステップ8: Windows10と同様のTiny10のインストールウィンドウが表示されるので、インストールするドライブを選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ9: 画面の指示に従ってTiny10のインストールを完了して下さい。

Tiny10 ISOをダウンロードし、ブータブルUSBメモリを作成したら、あとは手順に従ってインストールするだけです。あるいは、MiniTool Partition Wizardのようなシステム移行ツールを使って、Tiny10を別のコンピューターからPCに直接移行することもできます。「ディスクコピー」と「OSをSSD/HDDに移行」という機能を使うだけで、簡単に実行できます。移行後は、インストールなしでTiny10を実行できます。

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このツールをダウンロードして実行すれば、わずか数回のクリックで完全なTiny10が手に入ります。

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