パソコンを起動する時に、青い画面に「BAD SYSTEM CNFING INF」という停止コードが表示されたら、誰でも苛立つでしょう。実は、アップグレードまたはアップデート後にそういうブルースクリーンエラーが発生するケースが多いです。
停止コード「BAD SYSTEM CNFING INF」に遭遇したら、Windows 7/8/10を再インストールしなければならないというわけではありません。この記事でまとまったいくつかの対処法を試してみて、万やむを得ない時に再インストールしたほうが損が最小限に抑えられると思います。
考えられる原因：
- BCDファイルの破損
- ハードディスクの破損
- システムファイルの破損
- 古いドライバーまたは互換性のないドライバー
- Windowsレジストリファイルの破損
- コンピュータにインストールされている1つまたは複数のランダムアクセスメモリ（RAM）モジュールの破損、または互換性のないRAM構成
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Windows 7を8→8.1へアップグレードし、しばらく使っていましたが、ある日突然bad system config info というエラーが出て再起動を永遠と繰り返します。 色々と調べてみましたが、WIN８での具体的な対策が見当たらなかったので、質問させて頂きます。 現在はPC（ノート）からHDDを取り出した状態で他のPCからそのHDDは認識出来ます。 対処法があればお教え頂ければと思います。 マイクロソフト コミュニティ
BAD SYSTEM CNFING INFを修復する前にバックアップを作成
パソコンが起動できない場合のバックアップはデータ救出とも言えるでしょう。
バックアップしなければならないデータがあまりない場合、この部分をスキップして、直接にBAD SYSTEM CNFING INFの対処法を閲覧してください。
MiniTool Partition Wizard
停止コードを修復する際に、一部の操作によるデータ消失を備えて、修復する前に正常に動作できるパソコンでMiniTool Partition Wizardブータブルディスク（USB/CD/DVD）を作成して停止コードが発生したパソコンをブータブルディスクから起動し、「ディスクのコピー」を使用し、ハードディスクをバックアップすることをお薦めします。重要なデータがあるパーティションだけバックアップしたい場合、「パーティションのコピー」機能は使えます。
システムディスク全体をバックアップすることを例に取ります。
MiniTool Partition Wizardのメイン画面で、システムディスクを選択し、「ディスクのコピー」機能を選択して、システムディスク上のすべてのデータを別のハードディスクにコピーします。複製が正常に行われるようにターゲットディスクのデータは消去されます。適切なディスクを選択してください。その後、ウィザードに従ってシステムディスクのコピーを行ってください。
MiniTool Power Data Recovery
パーティションまたはシステムディスク全体ではなく、必要なファイルだけバックアップしたい場合、MiniTool Power Data Recoveryを利用することができます。
正常に動作できるPCにMiniTool Power Data Recovery（デラックス版以上のアドバンスト版はMiniToolブータブルメディアビルダを提供します）の「ブータブルメディア」機能を使ってブータブルディスク（CD/DVD/USB）を作成してパソコンをそこから起動する必要があります。
ブータブルディスクからパソコンを起動してメイン画面に入ります。「このPC」という復元モジュールはデフォルトで選択されています。重要なデータが保存されているパーティションをクリックします。「設定」機能をクリックして、スキャンしたいファイルの種類を指定し、「スキャン」をクリックします。スキャンが完了したら、検出結果から望みのファイルにチェックを入れて、外付けHDD、USBなどのデバイスに保存します。
フィルターオプションを使用すると、ファイル名/拡張子、ファイルサイズ、作成日付または変更日付を指定して必要なファイルを素早く検索することができます。
BAD SYSTEM CNFING INFの対処法
データをバックアップした後、安心にBAD SYSTEM CNFING INFを修復することができると思います。下記の対処法を一つずつ試して停止コードから抜け出しましょう。
対処法1.MBRを修復する
MBR（マスタートレコード）は、ハードディスク等の記憶装置において、真っ先に読み込まれる領域です。起動に必要なプログラムや情報を記録したので、一旦破損すると、パソコンが起動できなくなります。マスタートレコードの破損を修復するために、MiniTool Partition Wizardが使えます。
①起動できないパソコンでMBRを修復するには、正常に起動できるパソコンにMiniTool Partition Wizard 有償版をインストールし、「ブータブルメディア」を使って、ブータブルディスク（USB/CD/DVD）を作成してブータブルディスクから起動する必要があります。
下のボタンをクリックして、MiniTool Partition Wizard 有料版をダウンロードしましょう。
②Partition Wizardのメイン画面に入り、システムディスクをクリックして、左のアクションパネルから「MBR再構築」を選択して「適用」をクリックします。
対処法2.BCD（ブート構成データ）ファイルを修復
何らかの原因でBCDファイルが破損してしまったら、停止コード「BAD SYSTEM CNFING INF」が表示される可能性があります。
①正常に動作しているパソコンで、Windows 用のインストールメディアを作成します。
②停止コードが発生したパソコンをシャットダウンし、インストールメディアを差し込みます。インストールメディアを挿入した状態でパソコンを起動すると以下の画面が表示され、いずれかのキーを押すことで起動ができます。
パソコンの電源をオンにしたら、上のような画面が表示されない場合は、メーカーのロゴが表示されている短い間に、F2、F1、F10、delなど各PCメーカーに対応したキー（何度か押すとうまくいきます）でBIOSを起動させます。起動デバイスを指定したり、BIOS設定からブート順を変更する必要があります。手順はお使いのパソコンによって異なるため、不明な場合はお使いのパソコンメーカーにご確認ください。
③Windowsセットアップ画面で言語、時刻と通貨の形式、キーボードまたは入力方式を確認した後、「次へ」をクリックします。「コンピューターを修復する」をクリックしてください。
④「トラブルシューティング」>「詳細オプション」をクリックします。
⑤「コマンドプロンプト」を選びます。
⑥コマンドプロンプトで下記のコマンドを順番に入力します。各コマンドを入力するたびにEnterキーを押します。
bootrec /repairbcd
bootrec /osscan
bootrec /repairmbr
⑦「exit」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを終了した後、パソコンを再起動します。
マイクロソフト コミュニティで下記のコマンドも投稿されました。その回答は一部の人の役に立ちました。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd
対処法3.チェックディスク（CHKDSK）
MiniTool Partition Wizardを利用すれば、ハードディスクの破損による停止コードを修復できると思います。
①対処法1のようにMiniTool Partition Wizardブータブルディスクから起動してメイン画面に入ります。システムディスクのパーティションを「ファイルシステムのチェック」機能によって一つずつチェックしてエラーを修正してください。
②「チェックして検出したエラーを修正する」を選択して、「開始」ボタンを押します。
対処法4.Windowsレジストリファイルを修復する
Windowsインストールメディアから起動してコマンドプロンプトを実行します。
下記のコマンドを順番に入力します。各コマンドを入力するたびにEnterキーを押します。
①CD C:WindowsSystem32config（注：CはWindowsがインストールされているパーティションです）
②下記のコマンドを入力すると、これらのフォルダの名前がすべて変更されます。
ren C:WindowsSystem32configDEFAULT DEFAULT.old
ren C:WindowsSystem32configSAM SAM.old
ren C:WindowsSystem32configSECURITY SECURITY.old
ren C:WindowsSystem32configSOFTWARE SOFTWARE.old
ren C:WindowsSystem32configSYSTEM SYSTEM.old
③下記のコマンドでレジストリバックアップファイルを現在のレジストリフォルダにコピーします。
copy C:WindowsSystem32configRegBackDEFAULT C:WindowsSystem32config
copy C:WindowsSystem32configRegBackSAM C:WindowsSystem32config
copy C:WindowsSystem32configRegBackSECURITY C:WindowsSystem32config
copy C:WindowsSystem32configRegBackSYSTEM C:WindowsSystem32config
copy C:WindowsSystem32configRegBackSOFTWARE C:WindowsSystem32config
⑤「exit」を入力し、Enterキーを押します。
⑥コンピューターを再起動します。
Windowsレジストリの手動復元が完了しました。停止コード「BAD SYSTEM CNFING INF」が消えるかどうか確認してください。
対処法5.前回正常起動時の構成
「前回正常起動時の構成」というブートオプションを使用すると、オペレーティング システムが正常に起動しなくなる原因となった変更が行われる以前の状態に、レジストリの構成が戻されます。また、このオプションを使用すると、システムに最後に正常にログオンした後で加えられた構成についての変更内容はすべて失われます。レジストリに変更を加えてから正常にログオンできた場合も、その変更は「前回正常起動時の構成」オプションではロールバックされません。
①前回正常起動時の構成で起動させるには、まず電源スイッチを押し、電源が入った後、メーカーのロゴ等が画面に表示された時にF8を連打します。Windowsロゴが表示された場合、やり直してください。
②キーボード上の矢印キー（↑、↓）でカーソルを移動させ「前回正常起動時の構成（詳細）」を強調表示し、「Enter」 キーを押します。
対処法6.システムの復元
初期設定ではCドライブのみ自動的に作成されるようになっていますが、仮に、システムの復元を実行して復元ポイントが見当たらない場合は、自分で設定を変更してシステムの保護が無効になった疑いがあります。
利用可能な復元ポイントがある場合、下記の手順に従ってシステムの復元を行ってください。
（Windows 7/8/10での操作方法はだいたい同じです。）
①Windowsインストールメディアから起動して「コンピューターを修復する」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「システムの復元」をクリックしてください。
②画面の案内に従って復元ポイントを選んで、復元操作を完了してください。
対処法7.PCを初期状態に戻す
システムの復元でBAD_SYSTEM_CONFIG_INFOエラーを修復できない場合は、Windows を初期状態に戻してみてください。
Windowsインストールメディアから起動して「トラブルシューティング」> 「このPCを初期状態に戻す」> 「個人用ファイルを保存する」をクリックします。アカウントを選択してパスワードを入力し、「初期状態に戻す」をクリックします。（注：Windows 8の場合、個人用ファイルを保持できません。）
対処法8.Windowsを再インストールする
前述したトラブルシューティングを行っても、Windowsは回復できない場合、直接にWindowsオペレーティングシステムを再インストールするよりほかないと思います。残念ですが、再インストールすると、すべての個人データ、ファイル、プログラムは無くなります。
①インストールメディアから起動してWindowsセットアップ画面に入ります。各項目を確認して「次へ」をクリックします。
②画面中央部に表示されている「今すぐインストール」をクリックします。
私はBAD SYSTEM CNFING INFを成功に修復しました。同じことを知りたいなら、このサイトに掲載されている対処法を試してみて、役に立ったら、ツイートしましょう。Twitterでシェア
結語
この記事では、停止コード「BAD SYSTEM CNFING INF」の原因、修復する前にデータをバックアップする方法、及び対処法について説明しました。
上記の対処法以外に何か別の役立つ方法を見つけたら、ぜひコメント欄にお寄せください。
対処法やMiniTool Partition Wizardの使い方に関して、何か不明点があったら、[email protected]までお問い合わせください。