最速SDカードのスピードは?どうすればSDカードの速度を測定しますか?この記事を読んで答えを見つけましょう。MiniTool Partition Wizardは、超高速のSDカードをいくつまとめ、またSDカードの速度をテストする方法を紹介します。
SDカードは、私たちの生活中で幅広く利用されています。例えば、Switchゲーム機、パソコン、カメラ、Steamデッキ、PlayStation、スマートテレビなど、さまざまな機器で使用できます。こうした消費者の多様なニーズに応えるため、さまざまな種類のSDカードが製造されています。SDカードに求められる要件は使用する状況によって異なりますが、「速度」は常に重要な要素のひとつです。
では、最も高速なSDカードとは何でしょうか?「最速のSDカード」といったキーワードを、パソコンやスマートフォンで検索する人は少なくありません。
最速のSDカードを見つけるためには、まず「スピードクラス」について理解しておく必要があります。次のセクションでは、スピードクラスについて詳しく解説していきます。
SDカードのスピードクラス
SDカードのスピードクラスは、SDアソシエーションによって策定された規格で、カードの最低持続書き込み速度を示すものです。これにより、ユーザーは用途に応じた適切なカードを選択できます。スピードクラスは主に以下の3種類に分類されます:
#1. スピードクラス(Speed Class)
最も基本的な規格で、主に標準的なビデオ録画や写真撮影に適しています。カードには「C」の記号と数字が表示されます。そのため、この速度クラスはCクラスとも呼ばれています。Cクラスには4つの等級があります。
- C2(Class 2):最低書き込み速度 2MB/秒
- C4(Class 4):最低書き込み速度 4MB/秒
- C6(Class 6):最低書き込み速度 6MB/秒
- C10(Class 10):最低書き込み速度 10MB/秒
しかし、新しいハードウェアデバイスでは、より高速なスピードと機能が必要であるため、クラス2-6を使用する人はほとんどいません。現代では、C10がほぼハードウェアデバイスの最小速度クラス要件です。
#2. UHSスピードクラス(UHS Speed Class)
UHS(Ultra High Speed)バスインターフェイスに対応したカード向けの規格で、より高速なデータ転送が可能です。カードには「U」の記号と数字が表示されます。このスピードクラスは、主に動画録画における最低限の持続書き込み性能を指します。Cクラスと比較して、より一般的に使用されています。2つの規格(UHS1とUHS3)があります。
また、4K対応の動画録画カメラなどのハイエンドカメラでは、少なくともU3のメモリ カードが必要です。2つのUHSバスインターフェイスにより、U1とU3メモリカードはどちらもスピードクラスのメモリカードよりも高度になります。
- U1(UHS Speed Class 1):最低書き込み速度 10MB/秒
- U3(UHS Speed Class 3):最低書き込み速度 30MB/秒
- UHS-I:理論上の最大転送速度は104MB/秒
- UHS-II:理論上の最大転送速度は最大312MB/秒
#3. ビデオスピードクラス(Video Speed Class)
ビデオスピードクラスは、SDカードとmicroSDカードの最新の速度規格です。これらの規格は、複数のビデオストリーム、360度キャプチャ、VRコンテンツ、4Kおよび8K解像度のビデオなど、より高い解像度の動画や録画機能を実現するために設計されています。
前の2つのスピードクラスと同様に、ビデオスピードクラスも記号「V」で示されます。5段階のクラスがあります。
- V6 (Video Speed Class 6):最低書き込み速度 6MB/秒
- V10 (Video Speed Class 10):最低書き込み速度 10MB/秒
- V30 (Video Speed Class 30):最低書き込み速度 30MB/秒
- V60 (Video Speed Class 60):最低書き込み速度 60MB/秒
- V90 (Video Speed Class 90):最低書き込み速度 90MB/秒
UHS-IIはV6~V90スピードクラスのメモリカードで使用できますが、UHS-IはV6~V30スピードクラスのカードのみ使用できます。デバイスの速度要件を超える高クラスのSDカードは動作できますが、デバイスが低速クラスしかサポートしていないため、上位クラスのメリットを十分に楽しむことはできません。
おすすめ:高速SDカード
「最速のSDカードはどれだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?写真や動画の撮影、ゲームデータの保存など、さまざまな用途でSDカードの速度は重要な要素となります。ここでは、特に高速なSDカードをいくつご紹介します。
#1. ソニー(Sony) SF-G Toughシリーズ UHS-IIメモリカード(32GB~256GB)
- 利用可能なストレージ容量:32GB、64GB、128GB、256GB
- 最大読み取り速度:最大300MB/秒
- 最大書き込み速度:最大299MB/秒
- ファイル復元ソフトウェアへのリンクが付属
- カードリーダーは付属しません
- 5年間の限定保証

#2. サンディスク(SanDisk) エクストリーム プロ UHS-II SDXC SDカード(32GB~512GB)
この SD カードの仕様と機能については、以下にまとめられています。
- 最大ストレージ容量:512GB
- 対応スピードクラス:UHS-II/U3/Class 10
- 最大読み出し速度:300MB/秒
- 最大書き込み速度:260MB/秒
- 最小書き込み速度:30MB/秒
- シネマ品質の8K、4K、フルHDビデオを録画
- 耐衝撃、耐温度、防水、耐X線
- 書き込み保護スイッチ搭載
- 高度な撮影モードに対応
- RescuePROデータ復旧ソフトウェアがダウンロード可能

#3. Lexar Professional 2000x UHS-II SDXCメモリカード(32GB~512GB)
- 利用可能なストレージ容量:32GB、64GB、128GB、265GB、512GB
- UHS-IIバスインターフェイス搭載
- スピードクラス:Class 10, U3, V90
- 3つの色分けされたバンドが含まれています: Lexar ブルー (最も遅い)、Lexar Professional シルバー (一般)、Lexar Professional ゴールド (最速)
- 最大読み取り速度:300MB/秒(または2000倍速)
- 最大書き込み速度:260MB/秒
- 書き込み保護スイッチ内蔵
- USBメモリカードリーダー付属
- ダウンロード可能な画像復元ソフトウェア

#4. Delkin Devices UHS-II SDHCメモリカード(32GB~256GB)
- 最大ストレージ容量:256GB
- 対応スピードクラス:Class 10,UHS-II
- 最大読み取り速度:285MB/秒
- 最小書き込み速度:100MB/秒

#5. サンディスクエクストリームプロ UHS-I V30 SDXC メモリカード (32GB-256GB)
- 対応スピードクラス:UHS-I/V30/Class 10
- 最大読み取り速度:95MB/秒
- 最大書き込み速度:90MB/秒
- 最小書き込み速度:30MB/秒
- フルHD、3D、4Kビデオ録画
- 防水、耐衝撃、高温、X線耐性
- 書き込み保護スイッチ内蔵
- ダウンロード可能な写真復元ソフトウェア
SDカードの書き込み/読み取り速度をテストする方法
SDカードの書き込み/読み取り速度はブランドの公式ウェブサイトから知ることができますが、実際の速度と異なる可能性があります。では、どうすればSDカードは実際の転送速度を知りますか?ここで、無料でSDカードの速度を測定する専門的ツールである「MiniTool Partition Wizard」を強くおすすめします。
このパーティション マネージャーを利用すれば、SDカードだけでなく、HDD、SSD、USB フラッシュドライブなど、Windows PC に接続されたさまざまなデバイスの速度をテストすることができます。Blackmagic Disk Speed Test、Intel SSD Toolbox、As SSD Benchmarkなどのディスクベンチマークソフトウェアの代替品としてみなされています。
以下の手順に従って、MiniTool Partition Wizardを使って、SDカードの速度を測定してみましょう。
ステップ1:下のボタンをクリックして、MiniTool Partition Wizardをコンピューターにダウンロードしてインストールし、起動してメインインターフェイスに入ります。
MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ2:SDカードをWindows PCに正しく接続します。
ステップ3:ツールバーの「ディスクベンチマーク」オプションをクリックします。

ステップ4:「ドライブを選択」ドロップダウンメニューからSDカードのドライブレターを選択します。
ステップ5:必要に応じて以下のパラメータを設定し、「開始」をクリックします。特別な要件がない場合は、デフォルト設定のまま「開始」ボタンをクリックして、測定のプロセスを開始します。
- 転送サイズ:一度に転送されるデータ量を指します。設定可能な範囲は1KB~2048KBです。
- キュー番号:ドライブ内で非同期に読み取り/書き込みを行う際のキュー番号です。設定可能な範囲は1~512です。
- スレッド番号:ディスクの速度テストに使用するスレッド数を設定します。設定可能な範囲は1~64です。
- クールダウンタイム:次のテストに進む前に、ハードドライブの温度を下げるために設ける待機時間です。設定可能な範囲は0~20秒です。
- 全長:テストで転送されるデータの総量を指定します。設定可能な範囲は100MB~4096MBです。
- テストモード:「順番」「ランダム」「順番&ランダム」3つのモードが選択できます。
更に読む:
シーケンシャル読み取り/書き込みは、ストレージデバイス上の連続した領域からデータを順番に読み取ったり、書き込んだりするアクセスパターンです。この方式は、大容量のファイルを扱う際やバックアップ作業などでよく使用され、ディスクの読み書きヘッドの移動が少なく、ランダムアクセスに比べて高速です。
一方、ランダム読み取り/書き込みは、ストレージデバイス上の任意の位置にあるデータを直接読み取ったり、書き込んだりするアクセスパターンです。この方式では、データの物理的または論理的な位置に関係なく、任意の順序でデータ項目にアクセスできます。

ステップ6:テストプロセスが終了すると、結果がグラフ表に表示されます。SDカードの実際的な読み取り/書き込み速度をここで確認できます。

結語:
本記事では、SDカードの主なスピードクラス3つと、最速のSDカード5枚をご紹介します。さらに、MiniTool Partition Wizardを使ってSDカードの書き込み/読み取り速度をテストする手順もご紹介します。
MiniToolソフトウェアに関するご質問やご提案がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。できるだけ早くご返信いたします。
高速SDカードについて質問
1. Delkin Devices Power V90
2. Lexar Professional 1800x U3
3. Verbatim Pro+ II V90
4. ADATA Premier ONE V90
5. Kingston Canvas React Plus V90
6. Silicon Power Superior Pro V90
7. ProGrade Digital V60
1. Lexar Professional 1066x 64GB、162.620MB/秒(読み取り速度)
2. Lexar Professional 800x 64GB、162.520MB/秒(読み取り速度)
3. Lexar Professional 1066x 32GB、162.268MB/秒(読み取り速度)
4. SanDisk Extreme Pro 32GB、161.468MB/秒(読み取り速度)
5. Lexar Professional 800x 32GB、160.948MB/秒(読み取り速度)
6. Lexar Professional 1066x 128GB、155.644MB/秒(書き込み速度)
7. SanDisk Extreme Pro 64GB、151.990MB/秒(書き込み速度)
8. Komputerbay 1066x 128GB、151.463GB(書き込み速度)
9. Transcend 1000x 128GB、148.776MB/s(書き込み速度)
10. Toshiba Exceria Pro 1066x 32GB、148.251MB/s(書き込み速度)
・利用可能なストレージ容量:32GB~256GB
・読み取り速度:440MB/秒
・書き込み速度:400MB/秒
・XQDフォーマットバージョン2準拠