[修正済み]十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません

「ディスクの管理」は、Windowsに内蔵された強力なツールで、パーティションの作成・拡張・縮小、ベーシックディスクからダイナミックディスクへの変換などの操作に利用できます。ただし、これらの操作を実行する行う際に「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが出る場合もあります。

次はforum.tomshardware.comからのユーザーレポートです。

HDDのデータパーティションを拡張しようとしたところ、このスレッドのタイトルにある「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というメッセージが表示されます。新しいボリュームを作成しようとしてみたが、同じエラーは出ました。対処方法をご教示いただけると幸いです。https://forums.tomshardware.com/threads/not-enough-space-available-on-the-disk-s.3694662/#post-22259650

もし同じエラーに遭遇した場合、Partition Magicからのこの記事を読みましょう。ここで、エラーの考えられる原因を分析し、役立つ解決策をいくつ提供します。

十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません

「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが発生する4つのケースを以下で説明します。

ケース1：十分なディスク領域がないので、新しいパーティションは作成できません

場合によっては、Windowsの標準ツール「ディスクの管理」を使って空き領域に新しいパーティションを作成しようとすると、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーメッセージが出たことがあります。

この場合でエラーを修正するには、次の動画をご参照ください。

ケース2：十分なディスク領域がないので、ボリュームは縮小できません

削除できないファイルが含まれているボリュームを縮小しようとすると、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが出る場合があります。

特に、ドライブの末尾近くにページングファイルや削除できない／ロックされたシステムファイルがある場合、ディスクの空き容量は足りないエラーが発生する可能性が高いです。

このエラーを修正するには、次のビデオをご覧ください。

ケース3：十分なディスク領域がないので、ボリュームは拡張できません

パーティションを拡張しようとしたところ、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが出る場合もあります。

隣接する未割り当て領域が存在しない場合、またはパーティションがFAT32など、拡張機能をサポートしないファイルシステムでフォーマットされた場合に、エラーが発生する可能性が高いです。

ケース4：十分なディスク領域がないので、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換できません

ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換するには、ディスク末尾に最低1 MB の未割り当て領域が必要です。もし足りない場合、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが出る可能性があります。

「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」の原因

「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーを引き起こす可能性がある一般的な原因は、以下でまとめています。

• ディスクそのものの容量がいっぱいになった
• ディスク管理ツールのエラーや制限
• MBRディスク形式やパーティション構成の制限
• ディスクの断片化
• ダイナミックディスクに関連する専用構造（データベース領域など）の問題
• 一時ファイルやキャッシュが多すぎ
• システムファイルの破損
• 物理的なディスクエラー

「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」の対処法

このセクションでは、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーに対処する方法おいくつ紹介します。必要があれば、ぜひお試しください。

対処法1．ディスクをチェックする

ウイルスやマルウェアがあると、コンピューターに「ディスクの空き容量が不足しています」などのエラーを引き起こす可能性があります。このような場合は、Windowsのセキュリティツールを使って、ディスクでウイルススキャンを実行してエラーを修復しましょう。具体的な手順は以下です。

ステップ１：「Win+S」キーを同時に押して検索ウィンドウを開きます。

ステップ2：検索ボックスに「windows セキュリティ」と入力し、「Enter」キーを押して「Windowsセキュリティ」ウィンドウを開きます。

ステップ3：右側のパネルから「ウイルスと脅威の防止」オプションをクリックします。

ステップ4：「スキャンのオプション」をクリックして続行します。

ステップ5：「フルスキャン」を選択し、「今すぐスキャン」をクリックします。

ステップ6：スキャンプロセスが完了したら、スキャン結果を確認し、画面の指示に従って行っていきます。

「ディスクの管理」を開き、エラーが解決されたかどうかを確認します。

対処法2．不要なファイルを削除する

ハードディスクの空き容量が不足になると、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが出る可能性も高くなります。大容量のHDDやSSDに交換したり、WindowsのディスククリーンアップやMiniTool Partition Wizardなどの無料ツールを使用してストレージ容量を増やしたりしてみましょう。手順は次です。

オプション１：ディスククリーンアップ

ディスククリーンアップは、Windowsに組み込まれているユーティリティで、一時ファイル、ジャンクファイル、ごみ箱内のファイルなど、不要なファイルを一括に削除して、簡単にディスク容量を増やすことができます。使い方は以下のとおりです。

ステップ1：「Win＋S」キーを同時に押して、検索ウィンドウを開きます。

ステップ2：検索ボックスに「ディスク クリーンアップ」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ3：ドロップダウンメニューからクリーンアップしたいドライブを選択し、「OK」をクリックして確定します。

ステップ4：一時ファイル、ごみ箱など不要なファイルの種類を選択し、「OK」をクリックして削除します。

ステップ5：「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックして、より徹底的にクリーンアップすることができます。

オプション２：MiniTool Partition Wizard

MiniTool Partition Wizardの「ディスク使用状況分析」機能を使えば、ディスクをスキャンしてすべてのファイルをリストすることができます。これで、不要なファイルを簡単に削除できます。

また、この強力なツールは、ハードドライブ上のパーティション分割、クラスターサイズの変更、MBRからGPTへの変換、MBRの再構築、ハードドライブからのデータ復元など、パーティションとディスクの管理に関する様々な機能も提供しています。

下のガイドに従って、「ディスク使用状況分析」機能を使って不要なファイルを削除しましょう。

ステップ1：MiniTool Partition Wizardのインストールパッケージを公式サイトからダウロードするか、下のボタンをクリックして入手します。セットアップファイルを実行し、画面の指示に従ってPCにインストールしてください。

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ステップ2：アプリを起動してメインインターフェイスに入り、上部のツールバーから「ディスク使用状況分析」機能をクリックします。

ステップ3：「選択」ドロップダウンメニューからスキャンしたいドライブを選択し、「スキャン」ボタンをクリックします。

ステップ4：スキャンが完了するまですこしお待ちください。そして、不要なファイルを見つけて右クリックし、「削除 (完全に)」を選択します。

対処法3．ディスクを再スキャンする

パーティションを縮小する際に「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが表示される場合は、「ディスクの管理」で「ディスクの再スキャン」機能を実行することを通してエラーを解決する可能性があります。それで、下の手順を参照してディスクへの再スキャンを行いましょう。

ステップ1：「Win+X」キーを同時に押してクイックリンクメニューを開きます。メニューから「ディスクの管理」を選択します。

ステップ2：「ディスクの管理」ウィンドウで、上にある「操作」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「ディスクの再スキャン」を選択します。

ステップ3：パーティションとボリュームが再ロードされた後、ボリュームを縮小してみてください。

対処法4．MBRディスクをGPTに変換する

MBRパーティションスタイルは、最大4つのプライマリパーティションしか作成できません。ディスクがMBR形式で、既にこの上限に達している場合には、「このディスクに新たなプライマリパーティションを追加できない」という制限があるため、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーメッセージが表示する可能性があります。

まず、ディスクのパーティションスタイルを確認しましょう。

1. コンピューターで「ディスクの管理」を開きます。
2. エラーが発生したディスクを右クリックします。
3. 「プロパティ」を選択します。
4. 「ボリューム」タブに移動します。
5. 「パーティションのスタイル」で情報を確認します。
6. 確認した後、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。

GPTは、ディスクに4つ以上のパーティションが作成できるパーティションスタイルです。そのため、MBRディスクをGPTに変換することで、新しいパーティションが作成可能になり、エラーを修正することもできます。手順は以下のとおりです。

#1．元のパーティションを保存する必要はない場合

ディスク全体を既にバックアップした場合、あるいは元のパーティションに重要なデータが保存されていない場合、MBRディスク上のすべてのパーティションを削除してGPTに変換することができます。具体的な手順は以下の通りです。

ステップ1：「ディスクの管理」ウィンドウで、MBRディスク上の任意のパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。

ステップ2：ポップアップウィンドウで「はい」をクリックします。この手順を繰り返して、ディスク内のすべてのパーティションを削除します。

ステップ3：すべてのパーティションが削除されたディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。これでディスクがGPTに変換されます。

#2．元のすべてのパーティションを保存したい場合

ディスク上のパーティションを削除したくない場合は、MiniTool Partition Wizardの「MBRをGPTに変換」機能を使用して、データ損失なしで変換が実行可能にします。手順は以下のとおりです。

ステップ1：MiniTool Partition Wizardを起動し、メインインターフェイスに入り、右側のパネルからディスクを選択します。

ステップ2：左側のパネルから「ディスクMBRディスクGPTに変換」を選択します。

ステップ3：次に、「適用」と「はい」を順にクリックして、保留中の操作を実行します。

対処法5．ベーシックディスクをダイナミックに変換する

MBRディスクをGPTに変換したくない場合は、ベーシックディスクをダイナミックに変換することも、容量不足の問題を解消することができます。

次は詳細な手順です。

ステップ1：「ディスクの管理」を起動します。

ステップ2：変換したいディスクを右クリックし、ポップアップメニューから「ダイナミックディスクに変換」を選択します。

ステップ3：ポップアップしたウィンドウで、正しいディスクが選択されていることを確認し、「OK」をクリックして続行します。

ステップ4：「変換するディスク」ウィンドウで「変換」をクリックして続行します。次に、警告ウィンドウで「はい」をクリックして確定します。

対処法6．サードパーティ製ソフトウェアを使用してボリュームを拡張する

「ディスクの管理」でパーティションを拡張する際に「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが発生した場合は、MiniTool Partition Wizardの「パーティション拡張」機能を使用することで、エラーを回避することができます。

詳細な手順は次のとおりです。

ステップ1：MiniTool Partition Wizardを起動し、メイン画面に入ります。

ステップ2：ディスクマップから拡張したいパーティションをクリックします。

ステップ3：左側のパネルから「パーティション拡張」を選択します。

ステップ4：「以下の空き領域から」のドロップダウンメニューを開き、空き領域を取得するパーティションまたは未割り当て領域を選択します。次に、スライダーを左右にドラッグして、取得する領域のサイズを決定して、「OK」をクリックします。

ステップ5：次に、「適用」と「はい」をクリックして変更を適用します。

対処法7．ディスクエラーをチェックする

ディスクにエラーや不良セクタがある場合、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが発生する可能性もあります。このような場合は、サードパーティ製のツールを使用してディスクエラーをチェックして修復し、不良セクタを特定することができます。

MiniTool Partition Wizardの「ファイルシステムチェック」機能を利用すれば、ディスク上の論理的なエラーを検出して修復することができます。また、このソフトの「サーフェステスト」機能を利用すれば、ディスクに不良セクタがあるかどうかをテストし特定できます。次のやり方をご参照ください。

ステップ１：「ファイルシステムチェック」機能を実行します。

1. MiniTool Partition Wizardを起動します。
2. ディスクマップからチェックしたいパーティションを選択します。
3. 左側のパネルから「ファイルシステムチェック」機能をクリックします。
4. 「検出されたエラーをチェックして修正する」オプションを選択します。
5. 「開始」をクリックします。
6. その後、このソフトウェアが自動的にエラーをチェックして修正します。

ステップ2：「サーフェステスト」機能を実行します。

1. ディスクマップからスキャンするパーティションを選択します。
2. 左側のパネルから「サーフェステスト」を選択します。
3. 「今すぐ開始」をクリックします。
4. スキャンが完了すると、不良セクタは赤で表示され、正常なセクタは緑で表示されます。

ステップ3：CHKDSKに/rと/xパラメータを指定すると、ボリュームをアンマウントし、不良セクタに保存していた読み取り可能なデータの回復を試みます。MiniTool Partition Wizardを通して不良セクタが見つかった場合は、以下の手順に従って不良セクタを特定し、読み取り可能な情報を回復しましょう。

1. 検索ウィンドウを開きます。
2. 検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力します。
3. 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
4. 「chkdsk /r /x」と入力し、「Enter」キーを押します。
5. 次回のチェックをスケジュールするかと尋ねられると、「Y」と入力して確定します。
6. 次に、PCを再起動して、CHKDSKチェックが自動的に実行されます。
7. 処理が完了すると、不良セクタが特定され、回復可能な情報が取得されます。

対処法8．ディスクデフラグツールでディスク容量を解放する

ディスクの断片化も、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーの原因となる可能性があります。このような場合は、「ディスクのデフラグと最適化」ツールを実行して、スペースを占有しているフラグメントを削除して、エラーを修正します。

実行する具体的な手順は下で説明します。

ステップ1：Windowsの検索ウィンドウを開き、「ディスクのデフラグ」と入力して「Enter」キーを押します。

ステップ2：「ドライブの最適化」ウィンドウで、ドライブを選択し、「分析」ボタンをクリックします。すると、ドライブを分析し、断片化されたファイルが検出されます。

ステップ3：次に、「現在の状態」で断片化のパーセントを確認します。10%を超える場合は、「最適化」ボタンをクリックして実行する必要があります。

ヒント：エラーを修正した後に失われたデータを復元する方法

「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーを修正した後、一部のデータがなくなっても、心配する必要はありません。MiniTool Partition Wizardには、「データ復元」機能も搭載されており、エラーによって失われたまたは削除されたファイルを簡単に復元することができます。

MiniTool Partition Wizardを使ってファイルを復元する方法は次のとおりです。

ステップ1：ソフトウェアを起動し、メインインターフェイスで、上部のツールバーから「データ復元」オプションをクリックします。

ステップ2：失われたファイルが以前に保存されていたパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。

ステップ3：プログラムがディスクをスキャンしている間、検出されたファイルがプレビューできます。必要なファイルが見つかったら、「一時停止」または「停止」アイコンをクリックします。また、他の役立つツールがいくつかあります。

• フィルター：ファイルの種類、変更日、ファイルサイズ、ファイルカテゴリでファイルをフィルターできます。
• プレビュー：最大70種類のファイルをプレビューできますが、最初にパッケージをインストールする必要があります。
• スキャン結果をエクスポート：今すぐ復元するファイルを決めたくない場合は、まずスキャン結果をエクスポートして、将来の重複のスキャンを回避することができます。
• パス：検出されたすべてのファイルをディレクトリの順に一覧表示します。
• タイプ：検出されたすべてのファイルをタイプ別に分類して一覧表示します。
• 検索：名前でファイルを検索できます。

ステップ4：プロセスが完了したら、復元したいファイルの前のボックスにチェックを入れ、「保存」をクリックします。次に、復元したファイルを保存する安全な場所を選択し、「OK」をクリックします。

コンピューターで「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーに遭いました。幸いなことに、エラーに対処する方法を紹介したこの記事を読んで、成功に問題が解決されました。皆さんと共有したいです！Twitterでシェア

結論

本記事では、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーの原因を分析し、実行可能な解決策をいくつご紹介しましまた。もしお使いのコンピューターで同じエラーが発生した場合は、上記で述べている対処法を試してみましょう。

MiniTool Partition Wizardの利用中にご問題やご提案がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。できるだけ早く返信いたします。

ディスク容量不足エラーに関するよくある質問