Nintendo Switchのデータを転送する方法【3ケースで説明】

Switchのデータを転送する理由

新しいSwitch本体を手に入れたら、できるだけ早く楽しむためにデータの移行が必要な場合があります。 また、Switch本体のストレージ容量がいっぱいになった場合は、SDカードや他のSwitch本体にデータを転送して空き容量を確保する必要があります。また、古いSwitchを売却・譲渡する場合は、個人情報が漏えいしないようにSwitchのデータ移行を行う必要があります。

Nintendo Switchで転送できるもの

現在では、ユーザーデータ、セーブデータ、プロファイル、一部の写真などを、一つのSwitchから別の本体にに転送することができるようになりました。ただし、以前は任天堂がアカウントやゲームの権限、セーブゲームデータを制限的かつ複雑に扱っていたことを知る必要があります。

Nintendo Switch本体でシステムアップデート4.0.0がリリースされてから、状況は変わりました。

現在使用中のSwitch本体から、通常のSwitch、Switch OLED、Switch Liteにデータを転送することができます。そして、Nintendo SwitchとSwitch OLED間のデータ移行は、最も一般的なシナリオです。ちなみに、3つのゲーム機の違いを知りたい方は、こちらの記事をクリックして確認してください。

Nintendo Switchのデータを引き継ぐにはどうすればいいですか？3つの異なるケースで説明したいと思います。自分の状況に応じて、適切な方法を選んでデータ転送を行ってください。

ケース1：Nintendo Switchのセーブデータを他の本体に転送する

あるSwitchのセーブデータを別の本体に転送するには、2 つの利用可能な方法があります。以下の内容で詳しく説明していきます。ただし、データ転送を開始する前に、以下注意事項をメモしてください。

• 両方のSwitch本体を同じWi-Fiネットワークに接続し、システムをバージョン0.0以降にアップデートしてください。
• 転送元のSwitchのアカウントと転送先のアカウントの関連付けが必要ですが、データを転送する前にリンクしないでください。
• データ処理中の対象Switchのユーザー数は7人以下に抑えてください。
• 転送先のコンソールには、転送されたデータを保持するのに十分なスペースが必要です。
• データ転送が完了すると、そのユーザー情報、関連するアーカイブデータ、そのユーザーアカウントを使用して購入したソフトウェアは、転送元システムでは使用できなくなります。ただし、システム上で全ユーザーが共有しているセーブデータ（『とびだせ どうぶつの森』を含む）は引き継がれません。
• Switch本体に保存されたスクリーンショットやビデオキャプチャは、新しいSwitchに引き継がれません。

オプション1：データ転送ツールを使用する

ステップ1：古いNintendo Switchの電源を入れ、「設定」画面に入ります。その後、「ユーザー」に移動して「ユーザーの移行とデータの保存」をクリックします。

ステップ2：「次へ」を2回選択し、「ソースコンソール」を選択して操作を確認します。

ステップ3：新しいSwitchを起動し、「ユーザーの移行とデータの保存」オプションを検索してクリックします。

ステップ4：同様に、「次へ」を2回選択し、「ターゲット コンソール」を選択して続行します。

ステップ5：メールとパスワードを使って、必要に応じてニンテンドーアカウントにサインインします。

ステップ6：ソースコンソールに移動します。ターゲットコンソールを検出した場合、「転送」を選択してSwitchデータ転送プロセスを開始します。

ステップ7： プロセスが終了したら、ソースコンソールでEnterを押します。すると、ターゲットSwitchにユーザーアカウントとセーブデータが表示されることがわかります。

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オプション2：クラウドセーブを利用する

クラウドセーブは、データ転送ツールに比べ、より簡単にSwitchのセーブデータを転送することができます。しかし、この方法は以下のような欠点もあります。

• すべての Switch ゲームが、「ダークソウル：リマスター」や「どうぶつの森 ニューホライズンズ」のようなクラウド保存をサポートしているわけではありません。
• その過程で失敗する可能性が高くなります。
• Nintendo Switch Onlineのサブスクリプションが必要なため、より高価です.
• もっと時間がかかるかもしれません。

ステップ1：Switchのセーブデータをクラウドにバックアップします。セーブデータをクラウドにバックアップしていない場合、クラウドからSwitchのセーブデータをダウンロードすることはできません。従って、まずバックアップを取る必要があります。そのためには、Nintendo Switch Onlineのアカウントが必要で、以下のステップに従います。

1. 「設定」→「データ管理」→「セーブデータお預かり」に進みます。
2. クラウド保存のステータスが「バックアップ」になっている場合は、このステップをスキップできます。逆に、ファイルを選択して「セーブデータのバックアップ」をクリックします。

ステップ2：クラウドからセーブデータをダウンロードします。そのためには、新しいSwitchのコンソールを起動し、「設定」＞「データ管理」＞「セーブデータお預かり」に進みます。

ステップ3：「このコンソールにないデータの保存」に移動したら、旧Switchのすべてのクラウドセーブデータが表示されます。

ステップ4：必要なセーブデータを選択し、「セーブデータのダウンロード」をクリックします。

あるSwitchから別のSwitchにデータを移行したい場合は、ぜひ上記の方法をお試しください。

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ケース2：Nintendo SwitchのデータをmicroSDカード間で転送する

Switchに現在搭載されているSDカードが使用上のニーズに応えられなくなり、より大容量のSDカードに交換することを検討している場合は、古いSDカードのデータを新しいSDカードに転送する必要があります。 移行する前に、以下の注意事項に留意してください。

• Nintendo SwitchのSDカード間のデータ転送はWindowsシステムでのみ実行可能です。
• あるシステムでmicroSDカードにダウンロードしたゲームは、他のシステムでプレイすることはできません。また、複数のmicroSDカード間でデータを転送したり、複数のシステム間でmicroSDカードのデータを転送したりしないでください。
• 最低でもmicroSDカード2枚とSDカードスロット、または市販のSDカードリーダーが必要です。パソコンにmicroSDカードスロットがない場合は、カードアダプターを使用することができます。MicroSDカードスロットは、Nintendo Switchのキックスタンドの裏側にあります。
• 新しいmicroSDカードをコンピュータに挿入する前に、フォーマットしていることを確認してください。
• データを上書きするために同じmicroSDカードに再コピーしないでください。
• 必ずフォルダごとコピーし、保持しているファイルを変更したり消したりしないでください。

ここでは、Nintendo Switchのデータを1つのmicroSDカードから別のカードに転送する3つの方法を紹介します。詳細を見ていきましょう。

#1. Windowsエクスプローラーでデータを転送する

コンピュータに2つのSDカードスロットまたは2つのSDカードリーダーがある場合、2つのSDカードを同時に挿入して、古いSDカードから新しいSDカードに直接ファイルをドラッグすることができます。SDカードスロットまたはSDカードリーダーが1つしかない場合は、次の手順を試してみてください。

ステップ1：電源ボタンを数秒押して、Nintendo Switchの電源を切ります。

ステップ2：新しいインターフェースで、「電源オプション」を選択します。

ステップ3：「電源を切る」を選択します。

ステップ4：今、Nintendo Switchの背面にあるキックスタンドを開き、microSDカードを取り外します。

ステップ5：パソコンにmicroSDカードを挿入します。

ステップ6：Windows + Eを押して、コンピュータのファイルエクスプローラを開きます。

ステップ7：SDカードを選択します。

ステップ8：microSDカードフォルダを開き、ファイルをデスクトップにドラッグします。

ステップ9：完了したら、コンピュータからSDカードを取り出します。

ステップ10: 新しいmicroSDカードをコンピュータに挿入します。

ステップ11：新しいmicroSDカードを開き、デスクトップにドラッグしたばかりのファイルをこの新しいmicroSDカードにドラッグします。

ステップ 12: 処理が完了したら、新しい microSD カードをコンピュータから取り外します。

ステップ13：新しいmicroSDカードをNintendo Switchに挿入して利用します。

#2. コマンドプロンプトでmicroSDカード間でのデータ転送を実行する

ステップ1：上記の方法のステップ1～5に従って古いmicroSDカードをSwitch本体から取り出してからパソコンに挿入します。

ステップ2：虫眼鏡の検索アイコンを押して、「cmd」と入力します。

ステップ3：最も一致する検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」を選択します。

ステップ4：「xcopy k: l: /s /e /h /i /c /y」と入力して、Enterキーを押します。kは元のSDカードを指し、lは新しいSDカードを表します。

ここでは、各パラメーターの詳細について説明します。

• /s: ディレクトリとサブディレクトリが空でない限りコピーします。入力しない場合、xcopy は単一ディレクトリで動作します。
• /e: サブディレクトリが空の場合でも、すべてコピーします。
• /h: 隠しファイルおよびシステムファイルをコピーします。
• /i: 常にコピー先がフォルダーであると仮定します。
• /c: エラーが発生してもコピーします。
• /y: ファイルを上書きする際の確認メッセージを表示しないようにします。

#3. MiniTool Partition WizardでmicroSDカード間でのデータ転送を実行する

ディスクをコピーすることで、あるmicroSDカードから別のmicroSDカードにデータを転送することができます。プロのディスク/パーティション管理ツールであるMiniTool Partition Wizardは、それを簡単に行うことができます。また、ディスクのコピー以外にも、パーティションの作成/削除/移動/サイズ変更/拡張、MBRからGPTへの変換、ファイルシステムのチェック、ディスクやパーティションに関するその他の操作も簡単に行うことができます。

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ステップ1：Nintendo Switchから古いmicroSDカードを取り外します。

ステップ2：ここで、コンピュータに2つのSDカードスロットまたは2つのSDカードリーダーがあると仮定します。2つのmicroSDカードを同時に挿入することができます。

ステップ3：MiniTool Partition Wizardを起動した後、古いSDカードを右クリックし、操作メニューの「コピー」をクリックします。

ステップ4：プロンプトウィンドウでは、ターゲットディスクとして新しいSDカードを選択し、「次へ」をクリックします。その後、新しいSDカード内のすべての既存データが破壊されると通知する警告ウィンドウが表示されます。問題がなければ、直接「はい」をクリックして続行します。

ステップ5：次の画面で変更した内容を確認し、コピーオプションを選択することができます。通常の場合は、デフォルトのオプションを使用することも構いませんので、「次へ」をクリックして確認しましょう。

ステップ6：次の画面の「完了」ボタンをクリックしてメインインターフェイスに戻ります。すると、画面左下の「適用」をクリックして操作を実行します。

ケース3：Nintendo Switch本体のセーブデータをmicroSDカードに転送する

Nintendo Switch本体のメモリが足りなくなりそうなときは、一部のセーブデータをSDカードに転送して容量を空けることができます。

ステップ1：Nintendo Switchの電源を切り、microSDカードを本体に挿入します。

ステップ2：Nintendo Switchの電源を入れ直し、メインメニューから「設定」を選択します。

ステップ3：設定のインターフェースで、「データ管理」オプションを選択し、「本体/SDカード間のデータ移動」をクリックします。

ステップ4：「SDカードへ移動」をタップします。

ステップ5：転送したいゲームを選択し、「移動する」をクリックします。すると、選択したゲームはSDカードに移動されます。

結語

この記事では主に、3 つの異なる状況でNintendo Switchのデータを転送する方法について説明しています。 Switchのセーブデータを移行する場合は、実際の状況に応じて適切な手順に従ってください. また、より良いデータ転送方法があれば、下のコメントセクションで直接お知らせください。なお、MiniTool Partition Wizardの使用中に何かご不明な点やご意見がございましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。