0x0000001A(MEMORY_MANAGEMENT)は、メモリ管理に関連するブルースクリーンエラーです。RAMの不具合、ドライバー、システムファイル破損、ディスク問題などが原因で発生します。本記事では原因を確認する方法を説明するとともに、メモリ診断やドライバー更新、システムファイル・ディスクのチェックなどの解決方法を紹介します。
0x0000001A(MEMORY_MANAGEMENT)とは?
ブルースクリーン(BSOD:Blue Screen of Death)とは、Windowsが重大なエラーを検知した際に、システムを保護するため強制的に停止する機能です。画面にはエラーの種類を示す「停止コード」が表示されます。
今回取り上げる「0x0000001A(MEMORY_MANAGEMENT)」は、Windowsが物理メモリ(RAM)や仮想メモリの管理中に重大なエラーを検出した際に発生するブルースクリーンです。Windows 11/10で発生する可能性があり、OSのインストール・アップグレード時だけでなく、通常の使用中に突然表示されることもあります。
ブルースクリーンにはさまざまな停止コードがあり、原因や対処法も異なります。たとえば、BIOS更新時に発生するamifldrv64.sysエラーやHal.dll BSODエラー、起動データの読み取りに問題がある場合の0xc000014cエラーなどがあります。
以下では、0x0000001A(MEMORY_MANAGEMENT)の主な原因と具体的な対処法を順に解説します。
0x0000001Aが発生する主な原因
0x0000001Aエラーは主にメモリの故障に関連していますが、別の原因によって発生することもあります。以下では、代表的な原因を整理し、どこから確認すべきかの見当をつけましょう。
| 原因 | 説明 |
| メモリ(RAM)の不良・接触不良 | メモリモジュール自体の故障や、スロットへの差し込みの緩みが原因になるケースです。増設したメモリやグラフィックボードは、一度取り外して確実に挿し直すだけで解消することもあります。 |
| ドライバーの不具合 | 特にグラフィックドライバーを更新した直後に不安定になり、エラーを引き起こすことがあります。 |
| システムファイルの破損 | Windows Updateの中断や強制終了などにより、重要なシステムファイルが壊れている場合に発生します。 |
| 直前に追加したハードウェア・ソフトウェアとの非互換性 | 新しく取り付けたパーツや、インストールしたばかりのアプリ・ドライバーがOSと競合している場合です。 |
| ハードディスク/SSDの不良 | 不良セクターやドライブの経年劣化が、間接的にメモリ管理エラーへ波及することがあります。 |
| マルウェア・ウイルス感染 | 悪意のあるプログラムがシステムメモリを不正に操作し、エラーの引き金になることがあります。 |
| ディスクの空き容量不足 | 空き容量が極端に少ないと仮想メモリ(ページファイル)の確保に影響し、間接的にエラーの一因となる場合があります。深刻度は他の原因ほど高くありませんが、目安として20GB以上の空き容量は確保しておくと安心です。 |
原因を確認したところで、対応する対処法を見ていきましょう。
0x0000001aエラーの対処法
ここでは、0x0000001Aエラーを解消するために、原因に応じた具体的な対処法を紹介します。
方法1:Windowsメモリ診断を実行する
0x0000001Aはメモリ関連のエラーであるため、まずはWindows標準の「メモリ診断」ツールでRAMに異常がないかを確認するのが効果的です。診断でメモリの不良が判明した場合は、メモリの挿し直し、新しいメモリへの交換、あるいはマザーボードの点検を検討してください。
パソコンが正常に起動できない場合は、先にセーフモードでの起動方法を参照し、セーフモードまたは回復環境(WinRE)から作業してください。通常起動できる場合は、以下の手順でそのままRAMをテストできます。
ステップ1:デスクトップの左下での検索ボックスに「メモリ診断」と入力して、最も一致する検索結果から「Windowsメモリ診断」ツールを開きます。

ステップ2:「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」オプションを選択して問題を確認します。

ステップ3:これで、Windowsメモリ診断ツールが自動的に実行しています。次の図に示すように、スキャンプロセスと状態が見えます。プロセスが終了すると、テスト結果は、ログインして再び表示されます。

方法2:最近追加したハードウェア・ドライバーを確認する
メモリチップやハードディスクなどのハードウェア、あるいはインストールしたばかりのソフトウェア・ドライバーが、OSと互換性の問題を起こしている可能性があります。心当たりがある場合は、以下の手順で一時的に取り外し/アンインストールし、症状が改善するか確認してください。
ハードウェアの場合
パソコンをシャットダウンしてから、追加したハードウェアを取り外します。その後パソコンを再起動し、エラーが解消したかを確認してください。
ソフトウェア・ドライバーの場合
コントロールパネルからソフトウェアをアンインストールする方法は次のとおりです。
ステップ1:検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して、コントロールパネルを開きます。
ステップ2:表示方法を「カテゴリ」に変更して、「プログラム」を選択します。

ステップ3:「プログラムのアンインストール」をクリックし、最近インストールしたソフトウェアを見つけて右クリックし、「アンインストール/変更」をクリックしてアンインストールします。

方法3:SFCとDISMでシステムファイルを修復する
システムファイルが破損していると0x0000001Aエラーが起こることがあります。まずはWindows標準の「SFC(システムファイルチェッカー)」で修復を試み、それでも改善しない場合は「DISM」を使ってWindowsのシステムイメージ自体を修復します。
ステップ1:検索ボックスに「コマンドプロンプト」を入力して、「管理者として実行」をクリックします。
ステップ2:開いたウィンドウで、「sfc /scannow」を入力してEnterキーを押します。

ステップ3:「Windows リソース保護は破損したファイルを見つけましたが、その一部を修復できませんでした」と表示された場合は、続けて以下の2つのコマンドを順番に実行します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
完了後、再度「sfc /scannow」を実行し、修復されたかを確認してください。
方法4:ドライバーを更新・ロールバックする
古い、または不具合のあるドライバーは0x0000001Aエラーの原因になります。Windows Updateでドライバーの更新がないか確認し、あれば適用してみましょう。
ドライバーを更新する
ステップ1:Windowsアイロンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開きます。そして、デバイスドライバーを1つずつ展開します。
ステップ2:ドライバーを右クリックして、「ドライバーの更新」オプションを選択します。ここでは、ディスプレイアダプターを例にとります。

ステップ3:次のウィンドウで、「ドライバーを自動的に検索」と「コンピューターを参照してドライバーを検索」を自由に選択します。次に、画面の指示に従って更新を完了します。

更新後に悪化した場合はロールバックする
ドライバーを最新版に更新した直後からエラーが増えた場合は、一つ前のバージョンに戻すことで解決することがあります。
デバイスマネージャーで対象デバイスを右クリックし、「プロパティ」→「ドライバー」タブ→「ドライバーを元に戻す」を選択してください。
このボタンがグレーアウトしている場合は以前のバージョン情報が保存されていないため、メーカー公式サイトから旧バージョンのドライバーを入手して手動でインストールします。
方法5:SSD/HDDの状態を確認する
不良セクターやハードディスクの物理的な劣化も0x0000001Aエラーの一因になり得ます。以下のいずれかの方法でドライブの状態を確認しましょう。
方法A:chkdskコマンドで確認・修復する(追加ツール不要)
ステップ1:コマンドプロンプトを管理者として開きます。
ステップ2:「chkdsk ○○: /f /r」(○○はチェックしたいドライブ文字)と入力し、Enterキーを押します。

方法B:MiniTool Partition Wizardで確認する
コマンド操作に不慣れな場合や、不良セクターの状況を視覚的に把握したい場合は、MiniTool Partition Wizardの「サーフェイステスト」機能を使うと、スキャン結果が色分けされたブロックで表示されるため直感的に判断できます。
ブータブルメディアでMiniTool Partition Wizardのメインインターフェースに入ったら、以下の手順に従って、ハードドライブの不良セクターを診断して修正していきます。
ステップ1:システムパーティションを選択し、左側のメニューから「サーフェイステスト」機能を選択します。

ステップ2:次のウィンドウで、「今すぐ開始」ボタンをクリックしてスキャンプロセスを開始します。プロセスが終了したら、スキャン結果に赤いブロックがあると、ハードドライブに不良セクターがあると表示します。

方法6:ディスク容量を確保する
システムドライブの空き容量が極端に少ないと、仮想メモリの確保などに影響し、エラーの一因となる場合があります。まずは「ディスク クリーンアップ」や「ストレージ センサー」で不要なファイルを削除し、空き容量を確保しましょう。
それでも容量が不足し、他のパーティションに余裕がある場合は、パーティション管理ソフトで容量を調整する方法もあります。MiniTool Partition Wizardなら、他のパーティションや未割り当て領域から空き容量を移動して、システムドライブを拡張できます。
ステップ1:MiniTool Partition Wizardプロ版によって作成されたブータブルメディアを使用してコンピューターを再起動した後、BIOS設定画面に入り、そのブータブルメディアを最初のブートオプションとして設定します。
ステップ2:パソコンが起動します。起動中に、 MiniTool PE Loader画面が見えます。ここで、「Partition Wizard」をクリックしてMiniTool Partition Wizarのメインインターフェースに入ります。

ステップ3:ターゲットパーティション(通常はCドライブ)を選択して、メニューから「パーティション拡張」オプションをクリックします。

ステップ4:このウィンドウで、空き領域を取得するパーティションを選択して、ハンドルバーを移動して、選択したパーティションから取得する空き領域の量を設定します。 その後、「OK」をクリックして変更を保存します。

ステップ5:MiniTool Partition Wizardのメインインターフェースイスで、「適用」をクリックして保留中の操作を実行します。
方法7:ウイルスチェックを実行する
マルウェアやウイルスも0x0000001Aエラーの原因になり得ます。セキュリティソフトで一通りスキャンし、悪意のあるプログラムが見つかった場合は一時的に削除して、症状が解消するか確認してください。
ウイルス対策ソフトを導入していない場合でも、ウイルス対策ソフトなしでノートパソコンからウイルスを削除する方法で紹介しているように、タスクマネージャーでウイルス関連プログラムを終了する、コマンドプロンプトで削除する、最近インストールしたソフト・アプリを見直す、セーフモードで駆除するといった方法があります。あわせてWindows Defenderだけで十分か?PCを保護するその他のソリューションも参考にしてください。
それでも解決しない場合
上記7つの方法を試しても改善しない場合は、次のステップも確認してみてください。
- イベントビューアーを開き、0x0000001Aエラーが発生した時刻の前後に記録された重大なエラー・警告を確認する(原因の手がかりが見つかることがあります)。
- Windows Updateを確認し、OS自体を最新の状態に更新する。
- どうしても改善しない場合は、最終手段としてPCの初期化(このPCをリセットする)を検討する。それでも解決しない場合は、メモリやマザーボードなどハードウェアの故障が疑われるため、メーカーや修理業者への相談をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
まとめ
以上、ブルースクリーンエラー0x0000001a(MEMORY_MANAGEMENT)について、原因と7つの対処法を解説しました。上から順に一つずつ試すことで、多くの場合は症状を切り分けて解決できます。
MiniToolソフトについてご質問がありましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。
