CHKDSKで「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」と表示される場合、ドライブが使用中、他のソフトがアクセスを妨げている、ファイルシステムに問題があるなどの原因が考えられます。まずPCの再起動や接続状態を確認し、改善しない場合はロック解除やクリーンブートを試しましょう。
USBメモリや外付けハードドライブへのファイル転送中にトラブルが発生し、CHKDSKを実行しても「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」と表示されて直らない、という報告は多くの技術フォーラムでよく見られます。
CHKDSKは、ハードドライブやUSBメモリ、SDカードなどのファイルシステムエラーを検出・修復するために使用される標準的なWindowsコマンドです。しかし、対象のボリュームに直接アクセスできないと、このエラーメッセージが表示され、処理が中断されます。多くの場合、ドライブが他のプロセスに使用されている、またはサードパーティ製ソフトにロックされていることが原因です。

「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」と表示される原因
CHKDSKが「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」と表示する主な原因をまとめてみます。
| 原因 | 説明 |
| ドライブが使用中 | 他のプロセスやWindowsのサービスがドライブを使用している |
| サードパーティ製ソフト | セキュリティソフトやバックアップ・監視ソフトがドライブをロックしている |
| ファイルシステムの破損 | ファイルシステムの情報が壊れている |
| USB接続の問題 | ケーブル、USBポート、外付けケースなどに問題がある |
| ストレージの故障 | 不良セクタなどの物理的な問題が発生している |
原因を把握したところで、次は適切な方法でトラブルシューティングを行っていきましょう。
CHKDSK「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」の対処法
このセクションでは、「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」エラーを効果的に解決するための5つの方法を紹介します。一つずつお試しください。
対処法1:PCを再起動する
パソコンを再起動すると、ドライブやシステムを一時的に使用していたプロセスが解放され、エラーの解消に役立つかもしれません。
1. スタートメニューの「電源」から「再起動」を選択します(またはAlt+F4キーで再起動メニューを表示します)。
2. PCが再起動したら対象のドライブを接続し直し、CHKDSKを再度実行してエラーが解消されたか確認します。
対処法2:USBケーブル・ポート・別のPCを確認する
USBメモリやSDカード、外付けHDDの場合、接続の問題により、CHKDSKがボリュームを正しく認識できないことがあります。以下の手順を確認してください。
1. USBケーブルやカードリーダーを一度取り外し、ほこりや接触不良がないか確認してから接続し直します。
2. PC本体に直接付いているUSBポート(できれば背面のポート)に接続し、USBハブは経由しないようにします。
3. 可能であれば別のPCにドライブを接続し、同じエラーが発生するか確認します。別のPCで問題が起きない場合は、ドライブ自体ではなく元のPCのポートやドライバーに問題がある可能性が高いです。
対処法3:ドライブのロックを解除する
システムが次回の起動時に CHKDSK ディスクチェックを実行するようにスケジュールしている可能性があります。そのタスクや他のプロセスによってボリュームがロックされている場合、ダイレクトアクセスができなくなります。以下のコマンドを使用してロックを解除してみてください。
1. Windowsの検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
2. 「chkntfs /X ドライブ文字:」と入力してEnterキーを押します(例:Eドライブの場合は「chkntfs /X E:」)。

3. 再度CHKDSKを実行し、エラーが解消されたか確認します。
問題が解決しない場合は、リソース モニターを使用して、ドライブをロックしているプロセスを特定し、直接終了させてみてください。
1. Windowsキー+Rを押し、「resmon」と入力してEnterキーを押し、リソースモニターを開きます。
2. 「CPU」タブを開き、「関連付けられたハンドル」欄に対象のドライブ文字(例:E:)を入力します。
3. 検索結果から対象のドライブを使用しているプロセスを確認します。必要に応じてプロセスを右クリックし、「プロセスの終了」を選択します。
4. CHKDSKを再度実行し、「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」エラーが解消されたか確認します。
対処法4:クリーンブートでCHKDSKを実行する
サードパーティ製のサービスやスタートアップ アプリがボリュームをロックしている可能性もあるので、「クリーンブート」状態でCHKDSKを実行してみてください。この状態では、Windowsは必要最小限のドライバーとサービスのみを読み込みます。
1. Windowsキー + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開き、「msconfig」と入力してEnterキーを押します。
2. 「システム構成」ウィンドウで「サービス」タブに切り替え、「Microsoft のサービスをすべて隠す」にチェックを入れます。
3. 「すべて無効にする」をクリックします。
4. 「スタートアップ」タブに切り替え、「タスク マネージャーを開く」をクリックします。
5. タスク マネージャーの「スタートアップ」タブで、状態が「有効」になっている項目を1つずつ選択し、「無効化」をクリックします。

6. すべてのウィンドウを閉じてコンピューターを再起動し、クリーンブート状態で再度 CHKDSK を実行します。
この状態でCHKDSKが正常に完了する場合は、エラーの原因は無効にしたサービスまたはアプリケーションのいずれかにあると考えられます。
対処法5:サードパーティ製ソフトを一時停止する
多くの場合、ウイルス対策ソフト、バックアップソフト、ディスク監視ツールなどのサードパーティ製ソフトがエラーの原因になっているかもしれません。まずは、次のようなソフトがインストールされていないか確認しましょう。
- ウイルス対策ソフト(Windows Defender以外のもの。例:Norton、McAfee、Avastなど)
- バックアップソフト(例:Acronis True Image、Macrium Reflectなど)
- ディスク監視・暗号化ツール(RAID監視ソフト、サードパーティ製の暗号化ツールなど)
次に、以下の手順でこれらのサービスを一時的に停止してみてください。
1. タスクバーのシステムトレイ領域を確認し、上記のソフトウェアがバックグラウンドで動作していないか確認します。
2. 対象のソフト アイコンを右クリックし、「一時停止」や「保護を無効にする」といったオプションを選択します(多くのセキュリティソフトでは、特定の期間だけ機能を無効にすることができます)。
3. タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで、発行元がMicrosoftではないアプリを確認し、必要に応じて無効にします。
4. 再度CHKDSKを実行し、エラーが解消されたかどうかを確認します。
エラーが解消された場合は、該当するソフトを最新バージョンに更新するか、影響を受けたドライブを監視対象から除外することを検討してください。直ちにソフトをアンインストールする必要はありません。まずは「一時停止」や「除外」の設定を行い、しばらく様子を見るのがより安全な対応です。
MiniTool Partition Wizardで安全に解決する
上記の対処法を試してもエラーが解決しない場合は、ドライブのファイルシステムが破損している、または不良セクタなどのストレージ側の問題が発生している可能性があります。特に重要なデータが保存されている場合は、CHKDSKの実行やフォーマットを繰り返す前に、まず必要なデータを別の場所へ退避することをおすすめします。
ドライブ自体がWindowsで認識されていれば、パーティション管理ソフト「MiniTool Partition Wizard」のデータ復元機能を使って、対象ドライブから必要なファイルを救出できる可能性があります。
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MiniTool Partition Wizardでデータを復元する
1. MiniTool Partition Wizardを起動し、「データ復元」を選択します。

2. 対象のドライブまたはパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。

3. スキャン結果から復元したいファイルを選択し、「保存」をクリックします。復元先には、上書きを防ぐため元のドライブとは別のディスクを指定してください。

データの復元が完了したら、ドライブをフォーマットしてファイルシステムを再構築することを検討できます。
MiniTool Partition Wizardでドライブをフォーマットする
1. MiniTool Partition Wizardを起動し、メイン画面で対象のパーティションを右クリックします。
2. 「フォーマット」を選択します。

3. 必要に応じて、パーティションラベル、ファイルシステム、クラスターサイズなどの設定を変更し、「OK」をクリックします。特に変更する必要がなければ、既定の設定のままでも構いません。
4. フォーマット対象のパーティションを確認し、左下の「適用」をクリックして操作を実行します。
これで、パーティションのフォーマットは完了です。フォーマット後、CHKDSKを再度実行し、「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」エラーが解消されたか確認してください。
まとめ
「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」エラーは、ドライブの使用中やサードパーティ製ソフトの干渉など、複数の原因で発生します。まずPCの再起動や接続確認、ロック解除、クリーンブートを試してください。重要なデータがある場合は、フォーマットする前にデータを復元することが重要です。
なお、MiniTool Partition Wizardの使用中に何かご不明な点やご意見がございましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。
