PS4を起動する際、「データベースが壊れています。PS4を再起動してください」(エラーコード:CE-41812-6)や「データが壊れています」といったエラーメッセージが表示され、ゲームがプレイできなくなることがあります。SNSやフォーラムでも「電源を入れ直しても直らない」「特定のゲームだけ起動しない」といった報告が多く見られ、PS4ユーザーにとって珍しくないトラブルのひとつです。
PS4のデータ/データベースが壊れている場合の症状
まず、「データの破損」と「データベースの破損」は、その原因や影響範囲が異なるという点を押さえておきましょう。対処法を選ぶ前に、自分の症状がどちらに近いかを確認してください。
データ破損:特定の1本のゲームやアプリのセーブデータ・インストールデータのみが壊れている状態です。該当のゲーム以外は通常通りプレイできます。
- ゲームサウンドが遅れ始める、キャラクターの読み込みに失敗する、画面が真っ暗になる
- 特定のゲームでのみ「セーブデータが破損しているため、ロードできません」と表示される
- 該当ゲームのアイコンに破損マークが付く
データベース破損:PS4内のすべてのコンテンツ(ゲーム・アプリ・セーブデータなど)を管理する「データベース」自体が壊れている状態です。本体全体の動作に影響が及びます。
- 「データベースが破損しています。PS4を再起動します」(CE-41812-6 / CE-34054-6)と表示され、再起動を選んでも起動できない
- ゲームの読み込みに時間がかかる、全体的に処理が異常に遅い
- PS4がディスクを認識しない・読み込まない(この症状のみが単独で起きる場合は、データベースではなくディスクドライブ自体の物理的な不具合の可能性もあるため、別のディスクでも同じ症状が出るか確認しましょう)
- メニュー操作がもたつく、反応が遅い
- ゲームプレイ中に音声や映像が乱れる(吃音のような症状)
PS4のデータベース破損は、基盤となるストレージ(内蔵ハードディスク)の不具合が原因であるケースも少なくありません。停電やハードウェアの故障などが引き金になりやすいほか、ファイルヘッダーや記憶媒体自体の破損もデータベース破損につながります。詳細は次のセクションで説明します。
PS4のデータ・データベースが壊れる原因
データ破損・データベース破損エラーに共通する主な原因は、次のとおりです。
- 予期しない電源切断・停電:正常な終了プロセスを経ずに電源が落ちると、書き込み中のデータベース情報が中途半端な状態で残り、整合性が崩れます。
- HDDの経年劣化・物理的な故障:PS4の内蔵HDDの寿命は一般的に5〜7年程度とされ、劣化が進むとデータベース破損の主要因になります。
- ストレージの空き容量不足:空き容量が少ない状態でアップデートやゲームのセーブを続けると、書き込みエラーからファイルが破損しやすくなります。
- システムソフトウェアの不具合:システムソフトウェア側のバグにより、データベースの整合性チェックに失敗することがあります。
- ダウンロード・インストールの中断:アップデートやゲームのダウンロード中に電源を切る、通信が切れるなどすると、該当データが破損する可能性があります。
- ファイルヘッダーや記憶媒体自体の破損:ディスクやファイルのヘッダー情報が壊れることでも、データベース破損につながります。
PS4の壊れたデータ・データベースを修復する方法
原因について大まかに把握できたところで、対応策を順番に試していきましょう。まずは影響範囲の小さい方法から始め、改善が見られない場合は次の手順に進むことをお勧めします。
特定のゲームだけなら削除して再インストールする
エラーが特定の1本のゲームやアプリだけで発生している場合は、該当データを削除して入れ直すことで解決するケースが多いです。
破損したセーブデータを削除する
1. PlayStation 4のホーム画面で、方向パッドの上キーを押して「設定」に入ります。
2. 「本体ストレージ管理」を選択します。

3. システムストレージの合計容量と空き容量が表示されます。下に並ぶ「アプリケーション」「キャプチャー」「アプリケーションセーブデータ」のうち、「アプリケーションセーブデータ」を展開し、該当するゲーム(例:「Media Player」)を選択してフォルダに入ります。
4. 「壊れたデータ」にチェックを入れ、「削除」を押すと、保存された破損ファイルが削除されます。
削除した破損データにゲームソフトのファイルが含まれていた場合は、ゲームソフトを再インストールしてください。
ダウンロード済みのゲームファイルを削除して再ダウンロードする
ゲームやアプリのダウンロード中にデータが破損し、正しくインストールされないこともあります。この場合は、元のファイルを削除して再度ダウンロードしましょう。
「設定」>「お知らせ」>「ダウンロード」を選択すると、本体にダウンロードしたゲームファイルが一覧表示されます。エラーが発生しているゲームを探して削除し、再度ダウンロード・インストールを行って問題が解決したか確認してください。
セーフモードでPS4のデータベースを再構築する
「データベースの再構築」はPS4の内蔵機能で、ドライブ全体をスキャンして新しいデータベースを作り直すことで、データ破損・データベース破損の両方に効果があります。特定のゲームだけでなく、PS4全体に症状が出ている場合はこの方法を試してください。通常、この操作でセーブデータが消えることはありません。
1. フロントパネルの電源ボタンを押して、PS4の電源を切ります。
2. 電源が切れたら、電源ボタンを長押しし、2回目のビープ音が鳴るまで押し続けます。
3. コントローラをUSBケーブルで本体に接続し、コントローラのPSボタンを押してセーフモードに入ります。
4. セーフモードのメニューが表示されたら、「5.データベースを再構築する」を選択し、プロセスが完了するまで待ちます。

最後にPS4の電源を入れて、エラーが解消されたかどうかを確認してください。
システムソフトウェアをアップデートする
データベースの再構築を行っても改善しない場合、システムソフトウェア自体の不具合が原因になっていることがあります。最新バージョンに更新することで、既知の不具合が修正され、エラーが解消されるケースがあります。
- 通常モードの場合:「設定」>「システムソフトウェアアップデート」から、利用可能なアップデートをインストールします。
- 通常モードで起動できない場合:セーフモードのメニューから「3.システムソフトウェアをアップデートする」を選択します(インターネット接続、またはUSBストレージにダウンロードしたアップデートファイルが必要です)。
PS4を初期化する
上記の方法をすべて試しても改善しない場合は、最終手段としてPS4の初期化を検討しましょう。
1. 「設定」に入ります。
2. 下にスクロールして、「初期化」を選択します。
3. 「PS4を初期化する」を選択します。

4. 「クイック」と「フル」のいずれかを選択して実行します(違いは次の章で解説します)。
5. 「すべてのユーザーとすべてのデータを削除します」という警告メッセージが表示されるので、初期化ボタンを押して操作を確定します。
PS4を初期化する前に知っておきたいこと
初期化はデータベース破損のほとんどのケースを解決できる強力な方法ですが、実行前に知っておくべき注意点があります。
PS4を初期化すると消えるデータ
PS4を初期化すると、本体ストレージに保存されている次のようなデータがすべて削除され、設定も工場出荷時の状態に戻ります。
- ゲームのセーブデータ
- ダウンロード済みのゲーム・アプリ本体
- スクリーンショットや録画した動画
- ユーザーアカウント情報(サインイン情報を含む)
- 各種システム設定
また、初期化には「クイック」と「フル」の2種類があります。クイックはストレージへのアクセスを断つのみで、データを完全には消去しません。フルはストレージ全体を上書きするため時間はかかりますが、より確実にデータを消去します。トラブル解決が目的であればクイックで十分なケースが多いですが、本体を譲渡・売却する場合は、個人情報保護の観点からフルでの初期化が推奨されています。
初期化前にセーブデータをバックアップする方法
初期化を行う前に、USBストレージまたはPlayStation Plusのクラウドストレージへセーブデータをバックアップしておきましょう。
USBストレージにバックアップする場合
1. USBストレージデバイスをPS4に接続し、「設定」に入ります。
2. 「アプリケーションセーブデータ管理」>「本体ストレージのセーブデータ」>「USBストレージ機器にコピーする」と進みます。
3. バックアップしたい項目を選択して、「コピー」を選択します。
PlayStation Plusのクラウドストレージを利用する場合
PlayStation Plusに加入している場合は、USBストレージがなくてもセーブデータをオンラインストレージ(100GB / 1,000ファイルまで)にバックアップできます。「設定」>「アプリケーションセーブデータ管理」>「オンラインストレージのセーブデータ」から操作します。
PS4のセーブデータが消えた・復元できない場合
このセクションでは、初期化やデータベースの破損によってセーブデータが消えてしまった場合の対処法を状況別に紹介します。
バックアップからセーブデータを復元する
USBストレージやPS Plusのクラウドにバックアップを取っていた場合は、以下の手順でセーブデータを復元できます。
1. USBストレージデバイスをPS4に接続し、「設定」に入ります。
2. 「アプリケーションセーブデータ管理」>「USBストレージ機器のセーブデータ」>「本体ストレージにコピーする」と進みます。
3. 復元したい項目を選択し、「コピー」を選択すると、セーブデータが本体ストレージに戻ります。
バックアップがない場合のデータ復元について
バックアップを取っていなかった場合、PS4の内蔵ストレージは独自のファイルシステムで管理されているため、PS4本体に接続されたままの状態ではWindows用のデータ復元ソフトで直接スキャンすることはできません。
一方で、次のようなケースではMiniTool Partition Wizardのデータ復元機能が役立つことがあります。
- バックアップ先のUSBストレージやPCの外付けHDDから、コピーしたセーブデータを誤って削除・上書きしてしまった場合
- PS4から取り出した内蔵HDDをPCに接続し、NTFS等でフォーマットして再利用しようとした際に、必要なファイルを誤って削除してしまった場合
MiniTool Partition Wizardは、システムクラッシュやフォーマット、誤削除などの理由で失われたファイルをスキャンして復元できるパーティション管理・データ復元ソフトです。データ損失が発生したストレージデバイス(USBストレージやPCの外付けHDDなど)をコンピューターに接続して、以下の手順で操作します。
1. MiniTool Partition Wizardを起動してメインインターフェースに入ります。
2. 上部のツールバーで「データ復元」をクリックします。

3. 「データ復元」の画面で、コンピューターに接続されているストレージデバイスが一覧表示されます。対象のディスクまたはパーティションにマウスを合わせて、「スキャン」をクリックします。

4. スキャンが完了するまで待ちます。スキャン結果から必要なファイルを見つけて選択し、「保存」をクリックします。

PS4のデータベース破損を防ぐためのポイント
一度壊れたデータベースを直すよりも、日頃から破損を防ぐ習慣をつけておく方が安心です。以下の4つのポイントを意識しましょう。
定期的なバックアップ
セーブデータは定期的にUSBストレージやPlayStation Plusのクラウドストレージへバックアップしておきましょう。万が一データベースが破損しても、初期化やデータ復元によって被害を最小限に抑えられます。
正しい電源オフ
PS4の電源を切る際は、コンセントを直接抜いたりブレーカーを落としたりせず、必ずホームメニューまたは電源ボタンから正常にシャットダウンしてください。停電や強制的な電源切断は、データベース破損の主な原因のひとつです。
ストレージの空き容量
ストレージの空き容量が少ない状態が続くと、アップデートやセーブ時に書き込みエラーが発生しやすくなります。ゲームデータを削除して空き容量を確保するか、外付けストレージの追加やHDDの換装を検討しましょう。具体的な方法は、PS4のストレージ容量を増やす方法まとめで詳しく解説しています。
HDDの劣化に注意
PS4の内蔵HDDの寿命は一般的に5〜7年程度とされています。読み込みに時間がかかる、異音がするといった症状が出てきたら、劣化のサインかもしれません。放置するとデータベース破損だけでなく、「本体ストレージにアクセスできません」(CE-34335-8)エラーのようにPS4自体が起動できなくなる場合もあります。ディスクの不良セクタが疑われる場合は、ハードディスクの不良セクタを修復する方法も参考にしてください。
PS4「データベースが壊れています」に関するFAQ
まとめ
この記事では、PS4で「データベースが壊れています」と表示される場合の症状の見分け方、修復手順、初期化前後の注意点、そしてデータベース破損を防ぐためのポイントを紹介しました。まずはデータ破損かデータベース破損かを見極め、影響範囲の小さい方法から順番に試すことが、大切なセーブデータを守りながら問題を解決する近道です。
ご参考になれば幸いです。MiniToolについて何かご質問・ご意見がありましたら、お気軽に [email protected] までご連絡ください。
