外付けドライブの挿入時やパソコンの再起動時に、停止コード:EXFAT_FILE_SYSTEMが出て、ブルースクリーンになる場合があります。これは通常、システムがexFAT形式のドライブを読み書きする際に重大な問題が発生したことを意味します。MiniTool Partition Wizardのこの記事では、この問題を引き起こす一般的な原因と詳細な解決手順について説明します。
Windowsは複雑なオペレーティングシステムであり、動作中にハードウェア互換性、ドライバー競合、ファイルシステム破損など様々な原因でブルースクリーンエラーが発生する可能性があります。
数あるブルースクリーン停止コードの中でも、EXFAT_FILE_SYSTEM (0x0000012C)は特に厄介な問題です。これは、exFAT(拡張ファイル アロケーション テーブル)形式を使用するドライブ(USBフラッシュ ドライブ、SDカード、リムーバブル ハード ドライブなど)にアクセスしようとした際に、処理不能な異常を検知したことを示しています。
以下は、あるユーザーが実際に体験した事例です。
FATまたはexFAT形式のUSBメモリを挿入すると、すぐにブルースクリーンが発生します。一方、NTFS形式のUSBメモリでは問題は起きません。さらに、ノートパソコンの電源を切った状態でUSBメモリを挿し、そのまま起動すると、Windowsが正常に起動せず、同じブルースクリーンエラーが表示されます。表示されるエラーコードは、USBメモリの種類に応じてEXFAT_FILE_SYSTEMまたはFAT_FILE_SYSTEMです。この問題を解決する方法はありますか?
EXFAT_FILE_SYSTEMエラーの主な原因
このブルースクリーンエラーを修復するには、まずその原因を特定する必要があります。多くのユーザーフィードバックと技術ケースを分析した結果、このエラーは通常以下の原因によって発生することがわかりました。
- ドライバーの障害:古い、破損している、または互換性のないデバイスドライバーが原因で、WindowsとexFATファイルシステムとの正常な通信が妨げられることがあります。これは、EXFAT_FILE_SYSTEMエラーを引き起こす最も一般的な原因の一つです。
- システムバージョンが古い:Windowsシステムが長期間更新されていない場合、重要なファイルシステム関連の修正プログラム(パッチ)が適用されておらず、新しいexFATデバイスを処理する際にクラッシュが発生することがあります。
- マルウェアまたはウイルス感染:一部の悪意のあるプログラムは、exFATボリュームの構造を攻撃して破壊し、ブルースクリーン保護メカニズムをトリガーします。
- ソフトウェアまたは更新プログラムの非互換性:新しくインストールされたサードパーティ製ソフトや特定のシステム更新プログラムが、exFATファイルシステムの動作環境と競合する可能性があります。
- 重要なシステムファイル(volmgr.sys)の破損:多くのエラーログに示されているように、vromgr.sys(ボリュームマネージャードライバー)ファイルの破損が、このようなブルースクリーンの直接的な技術的根本原因です。
- ハードウェアの物理的故障: 場合によっては、ブルースクリーンはハードウェアトラブルの前兆であることがあります。たとえば、ハードディスクの不良セクタ、メモリ(RAM)の故障、USBコントローラーの損傷などが原因となるケースです。
エラー修復前に行うべきデータ復元
多くの場合、EXFAT_FILE_SYSTEM のブルースクリーンエラーは、データ消失のリスクを伴って発生します。そのため、修復策を試す前に、影響を受けたドライブ内の重要なデータを優先的に復元またはバックアップしたほうがよいでしょう。
データ復元ツールとして、MiniTool Partition Wizardの使用をお勧めします。USBメモリ、SDカード、ハードディスクなど様々なデバイスから、異なる種類のファイルを復元することが可能です。
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具体的な操作手順は以下の通りです。
ステップ1:ソフトを起動し、ドライブをスキャンします。
- ソフトを起動して、画面上部のツールバーから「データ復元」をクリックします。
- すると、パソコンに接続されたすべてのストレージデバイスが表示される画面に入ります。ここで、「論理ドライブ」、「デバイス」、或いは「特定の場所から回復する」セクションからデータ復元したい場合を選択できます。
- 故障したドライブを見つけたら、そのパーティションにカーソルを合わせて「スキャン」をクリックします。

ステップ2:対象ファイルを検索します。
スキャン完了後は、以下のツールを活用することで、膨大なファイル一覧の中から必要なデータを素早く見つけることができます。
- パス:元のファイル構造の階層に従って検索します。
- タイプ:ファイル拡張子(例:.jpg、.docx、.pdf)で分類して表示します。
- フィルター:日付やファイルサイズなどの条件を設定して範囲を絞り込みます。
- 検索:ファイル名を覚えている場合は、直接名前を入力して検索します。
ステップ3:ファイルをプレビューして保存します。
- 復元を確認する前に、ファイルをダブルクリックしてプレビューし、その完全性を確認できます。
- 次に、復元するファイルを選択し、「保存」ボタンをクリックします。
- データの上書きを防ぐため、復元したファイルを元のドライブとは異なる安全な場所(別のハードドライブやクラウドなど)に保存してください。

EXFAT_FILE_SYSTEMエラーを修正する方法
EXFAT_FILE_SYSTEMブルースクリーンエラーに対処するため、基本的なドライバー更新から深いシステムコンポーネントの修復までを含む8つの解決策を提供します。問題のトラブルシューティングのために、一つずつお試しください。
解決策1:外部ドライブの接続を切断する
EXFAT_FILE_SYSTEMエラーに初めて遭遇した場合、最も簡単な初期トラブルシューティング方法は、USBメモリ、外付けハードディスク、SDカードなど、使用中のすべての外部ストレージデバイスを一時的に取り外すことです。
前にも述べたように、exFATファイルシステムの破損や、ハードウェア/ドライバーの互換性問題が原因で、システムの保護機能が働き、強制的にクラッシュ(BSOD)が発生することがあります。デバイスを取り外した後でシステムが正常に動作すれば、問題の原因が特定の外部ハードウェアにあると特定できます。
解決策2:ドライバーとシステムを更新する
ソフトウェア環境の遅れもブルースクリーンの原因となる可能性があるため、システムとドライバーが最新であることを確認することが重要です。
#1. ドライバーを更新する
以下の手順に従ってドライバーを更新して、ドライバーが古いか互換性がないために発生する問題を排除してください。
ステップ1:「スタート」ボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
ステップ2:関連するデバイスカテゴリ(「ディスクドライブ」や「ディスプレイアダプター」など)を見つけて展開します。
ステップ3:対象デバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
ステップ4:「ドライバーを自動的に検索」を選択し、指示に従ってインストールを完了します。

#2. Windowsシステムを更新する
Microsoftは、Windows Updateを通じて既知のシステムの脆弱性と互換性のバグを修正することがあります。その中には、EXFAT_FILE_SYSTEMエラーの修正が含まれている可能性があります。
ステップ1:「スタート」アイコンをクリックし、設定を開きます。
ステップ2:「更新とセキュリティ」(Windows 11の場合は「Windows Update」)を選択します。
ステップ3:「更新プログラムのチェック」をクリックし、すべての保留中の更新プログラムをインストールして、PC を再起動します。

解決策3:マルウェアをスキャンして削除する
マルウェアはファイルシステムの構造を破壊し、ブルースクリーンを引き起こす可能性があります。システムの奥に潜む脅威を徹底的に排除し、クリーンで安定したシステム環境を確保するために、システムのフルスキャンを実行することをお勧めします。
詳細手順は以下のとおりです。
ステップ1:Win + Iキーを押して設定を開き、「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」に移動します。
ステップ2:「ウイルスと脅威の防止」をクリックし、「スキャンのオプション」リンクをクリックします。
ステップ3:「フルスキャン」オプションを選び、下の「今すぐスキャン」をクリックします。

ステップ4:システムのプロンプトに従って検出されたすべての脅威を削除してください。
解決策4:ハードウェアの故障を排除する
このブルースクリーンエラーは、多くの場合、ハードドライブの論理エラーや物理的な不良セクタ、あるいはメモリの不安定さが原因で発生します。以下の手順に従ってハードドライブやメモリの故障を確認しましょう。
#1. 影響を受けるドライブを確認する
exFATドライブ自体に論理エラーや物理的な損傷がある場合、システムは読み取り時に異常を処理できずクラッシュします。ここではドライブエラーを迅速に確認・修復する2つの方法をご紹介します。
方法A:CHKDSK ツールを使用する
ステップ1:検索ボックスに「CMD」と入力し、「コマンドプロンプト」の「管理者として実行」を選択します。
ステップ2:コマンド「chkdsk *: /f /r /x」(*は対象ドライブ文字に置き換える)を入力します。
- /f は論理エラーを修復するために使用されます。
- /r は不良セクタを特定し、読み取り可能な情報を回復しようとします。
- /x は、スキャンが中断されないように、必要に応じてボリュームを強制的にアンマウントします。

方法B:MiniTool Partition Wizardを使用して修復する
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ステップ1:本ソフトを起動し、ディスクマップから対象パーティションを右クリックして「ファイルシステムチェック」をクリックします。

ステップ2:「チェックして検出したエラーを修正する」を選択し、「開始」をクリックします。

ハードウェアの経年劣化が疑われる場合は、ディスクを右クリックして「サーフェステスト」を実行してください。スキャン結果に赤いブロックが表示された場合、ハードディスクに物理的な不良セクタが存在することを意味するため、ハードウェアの交換を検討する必要があります。

#2. メモリが破損していないか確認する
不安定なメモリモジュールもEXFAT_FILE_SYSTEMブルースクリーンを引き起こす可能性があります。以下の手順に従ってメモリに故障がないかを確認しましょう。
ステップ1:検索ボックスに「Windows メモリ診断」と入力して開きます。
ステップ2:「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」を選択します。

ステップ3:システムが再起動すると自動的に診断が実行されます。2回目の再起動後、「イベント ビューアー」→「Windows ログ」→「システム」から診断レポートを確認できます。結果にメモリ障害が表示された場合は、メモリモジュールの抜き差しまたは交換をお勧めします。
解決策5:SFCとDISMシステム スキャンを実行する
外部デバイスの故障に加え、Windowsシステムファイルの欠落や破損もブルースクリーンを引き起こす主な原因です。SFCとDISMツールを利用し、これらの重要なファイルを自動的にチェックして修復できます。
ステップ1:検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」の「管理者として実行」を選択します。
ステップ2:コマンド「sfc /scannow」を入力し、Enterキーを押します。すると、システムは自動的にすべての保護されたシステムファイルをスキャンし、破損またはバージョンが一致しないファイルが見つかったら、直ちにローカルバックアップから復元して修復を試みます。

それでも問題が解決しない場合は、引き続きDISMツールの使用をお勧めします。このツールは、クラウドから正常なシステムイメージをダウンロードし、破損したローカルファイルを修復できます。
具体的には、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください:DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth
完了したら、パソコンを再起動し、ブルー スクリーンが消えたかどうかを確認します。
解決策6:Volmgr.sysファイルを置き換える
前述の通り、vromgr.sys(ボリュームマネージャードライバー)はexFATファイルシステムの動作に密接に関わっています。何らかの原因でこのファイルが破損した場合、最も直接的で効果的な方法は、正常に動作している別のパソコンからから同じファイルの正常なコピーを置き換えることです。
ステップ1:正常に動作するWindowsパソコンを用意し、エクスプローラーで以下のパスに移動します。
C:\Windows\System32\drivers
ステップ2:volmgr.sysファイルを見つけ、それをUSBメモリにコピーします。

ステップ3:問題が発生しているパソコンにこのUSBメモリを挿入し、volmgr.sysを同じディレクトリ(C:\Windows\System32\drivers)に貼り付けて元のファイルを上書きします。
交換が完了したら、システムを再起動し、ブルー スクリーンの問題が完全に解決されたかどうかを確認します。
解決策7:ドライブをNTFSファイルシステムでフォーマットする
exFATまたはFATフォーマットのデバイスを挿入する際にvolmgr.sys関連のブルースクリーンエラーが頻繁に発生する場合、これはシステムが当該ファイルシステムを処理する際に根本的な互換性の問題が存在することを示唆しています。この場合、デバイスをより安定性が高くログ記録機能を備えたNTFSフォーマットでフォーマットすることで、通常は問題を根本的に解決できます。
方法A:ディスクの管理を使う
ステップ1:影響を受けているデバイスをパソコンに接続し、「スタート」メニューを右クリックして「ディスクの管理」を選択します。
ステップ2:対象のドライブを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
ステップ3:ファイルシステムのプルダウンメニューから「NTFS」を選択し、「OK」をクリックして操作を完了します。

方法B:MiniTool Partition Wizardを使う
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ステップ1:ソフトを起動し、対応するUSBパーティションを右クリックして「フォーマット」を選択します。
ステップ2:ファイルシステムがNTFSに設定されていることを確認し、「OK」をクリックします。
ステップ3:メイン画面左下の「適用」をクリックして変更を有効にします。

解決策8:ドライブに十分な空き容量があることを確認する
exFATドライブのスペースがほぼいっぱいになると、クラスターを割り当てることができないために書き込み操作を実行しようとするとシステムがクラッシュし、EXFAT_FILE_SYSTEM停止コードがトリガーされる可能性があります。以下の方法で空き領域を増やすことができます。
- 不要なファイルの整理:ドライブ内で不要になった一時ファイルや期限切れのバックアップを削除します。
- ファイルの移行:容量を大きく占有する映画や圧縮ファイルなどを、空き容量が十分な他のハードディスクへ移動します。
- バッファ領域の確保:システムが読み書き処理を行う際に十分なバッファ余裕を確保するため、ドライブ総容量の少なくとも10%の空き領域を保持することを推奨します。
EXFAT_FILE_SYSTEMブルースクリーンエラーが発生した?この記事で8つの解決策を紹介しました。同じ問題に直面している皆さんに共有したいと思います。Twitterでシェア
EXFAT_FILE_SYSTEMブルースクリーンを防ぐ方法
エラー発生後の修復に伴う手間やデータ消失のリスクを考えると、日頃から正しい使用習慣を身につけ、トラブルを未然に防ぐことのほうがはるかに重要です。以下に、実践しやすい予防策をいくつかご紹介します。
- ハードウェアを常に安全に取り外す:USBフラッシュドライブや外付けハードドライブを物理的に取り外す前に、必ずシステムトレイの「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックしてください。exFATにはジャーナリング保護がないため、直接取り外すとパーティションテーブルが破損する可能性があります。
- データ転送を中断しない:ファイルのコピー中や移動中は、パソコンを切断したり、強制的にシャットダウンしたりしないでください。これにより、ファイルシステムの破損を効果的に防ぐことができます。
- 高品質のハードウェアを使用する:低品質のUSBフラッシュドライブ、カードリーダー、またはUSBアダプターは、ブルースクリーンの原因となることがよくあります。信頼できるブランドのデバイスを使用することをお勧めします。
- システムとドライバーを同期させる:Microsoftは、バグ修正と互換性向上のための修正プログラムを定期的にリリースしています。Windows Updateと重要なドライバーが最新の状態であることを確認してください。
- 定期的なディスクチェックを実行する:ディスクチェックツールを定期的に実行することで、潜在的な論理エラーをタイムリーに検出して修復し、問題の発生を未然に防ぐことができます。
- セキュリティ対策を構築する:信頼性の高いウイルス対策ソフトウェアを使用し、定期的にスキャンを実施して、マルウェアによるファイルシステム構造の改ざんを防ぎましょう。
- 「満杯状態」での動作を避ける:外付けドライブの容量を完全に使い切らないようにしましょう。ドライブに空き容量を確保しておくことで、ファイルの断片化を軽減し、書き込みエラーによるブルースクリーンのリスクを大幅に軽減できます。
結論
この記事では、EXFAT_FILE_SYSTEMブルースクリーンエラーの8つの実用的な解決策をご紹介します。記載の手順に従って、一つずつトラブルシューティングを行うことをお勧めします。
また、予防は治療に勝るものです。適切なデバイス使用習慣を身につけることで、Windows システムが様々なストレージタスクを処理する際、常に効率的かつ安定した状態を維持できます。
MiniTool Partition Wizardの使用中に何かご不明な点やご意見がございましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。
