M.2 SSDは、HDDよりもデータ処理速度が速いため、多くのユーザーに愛用されています。 最近では、SSDの価格が下がってきたこともあり、システムの起動ディスクとしてM.2 SSDを選択するユーザーが増えています。しかし、何らかの原因でM.2 SSDがWindowsシステムの読み込みに失敗することがあります。そこで今回はMiniToolよりM.2 SSDからWindowsを起動できない場合の対処法を解説していきます。

技術が進化し、以前は高価だったSSDディスクが手頃な価格になったことで、M.2インターフェースのソリッドステートドライブが徐々に普及してきました。 現在、M.2は主にコンピュータの超高速SSDのインターフェースとして使用されており、通常のSATAインターフェースのソリッドステートドライブに比べてはるかに高速です。

M.2 SSDまたはM.2についてもっと知りたい方は、以下をお読みください。

M.2 SSDとは

M.2 SSDとは何かを理解するためには、まずM.2の定義について説明する必要があります。M.2は、Next Generation Form Factor (NGFF)として発表された、コンピュータの内部に実装される拡張カードと関連するコネクターの仕様です。M.2仕様は、Wi-Fi、USB(Universal Serial Bus)、PCI Express(PCIe)、SATA(Serial ATA)などのアプリケーションに対応しています。

では、M.2 SSDとは?M.2 SSDは、M.2インターフェイスを持つSSDで、スーパーブックやタブレットなど、電力に制約のある薄型・軽量機器での高性能ストレージを実現するために設計されています。

また、M.2は、多くのmSATAカードよりも高速で、より多くのデータを保存できるため、mSATAの代替品として考えられることが多い。その結果、コンピュータのパフォーマンスを向上させるために、M.2 SSDにOSをインストールしようとする人が増えています。

【M.2 SSD vs SATA SSD】どちらのSSDを選ぶべきか
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SSDの規格にはM.2とSATAがありますが。M.2とSATAの違いは?また、PCを自作する時、どっちが良いか?つづいて、ご説明していきます。

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次に、M.2 SSDにWindows 10をインストールする方法を簡単に説明します。

M.2 SSDにWindows 10をインストールする

M.2 SSDにWindowsをインストールするには、以下の手順にしたがって、各手順が正しいことを確認してください。 なぜなら、インストール作業中にエラーが発生すると、M.2 SSDからWindows 10が起動できなくなる可能性があるからです。

手順1.Windowsメディア作成ツールを使って、Windows 10 をインストールするためのUSBドライブを作成します。

手順 2. PCを再起動してBIOSに入り、上記作成されたUSBドライブを起動ディスクに変更します。

手順3. すると、Windows 10が自動的にセットアップ画面に入ります。インストールするシステムの言語、時間と通貨の形式、キーボードまたは入力方法を選択します。その後、「次へ」をクリックします。

手順4. 「今すぐインストール」をクリックして続けます。

手順5. 「Windowsのインストール場所を選んでください。」画面に入り、M.2 SSDドライブをシステムドライブとして選択します。

手順6. Windows 10のライセンスキーを入力します。入力しない場合は、後でライセンスキーの入力が必要になります。

手順7.  ライセンス条項に同意し、「次へ」をクリックします。

手順8. Windows 10をインストールする方法を選択します。新規にWindows 10 をクリーンインストールする場合は「カスタム: Windowsのみをインストールする」を選びます。

手順9. すると、M.2 SSDドライブにWindows 10のインストールを開始します。このプロセスは少し時間がかかりますので、気長に待ちましょう。

新しいM.2 SSDにWindows 10をインストールすると、システムの起動時間が大幅に短縮されます。

新規インストールに時間がかかりすぎると感じる場合は、サードパーティ製のソフトウェアを利用して、OSをM.2 SSDに直接移行することもできます。

Windowsのインストール方法に関わらず、通常は素早く起動できるはずです。

しかし、M.2 SSDにインストールした後、Windowsシステムが起動しなくなった場合、どのように修正すればよいのでしょうか?下記をご参照ください。

M.2 SSDからWindowsを起動できない場合の対処法

M.2 SSDからWindowsを読み込めない場合はどうすればいいですか?ここでは、4つのソリューションをご紹介します。

注:

  1. 問題を解決しようとする前に、M.2 SSD自体が故障していないかを別のコンピュータでテストすることができます。SSDに故障がある場合、インストール作業が正確に行われていてもシステムは起動できないわけです。 そのため、SSDを交換する必要があります。
  2. 誤操作により予期せぬデータの損失が発生し、システムが起動できなくなることがあります。そのため、重要なファイルはあらかじめバックアップしておいてください。

対策1. PC上の他のストレージドライブの接続を解除する

M.2 SSDからWindowsを起動できない場合は、コンピューター上の他のストレージデバイスを取り外し、NVMe M.2ドライブのみが接続されたストレージドライブになるようにしてみてください。

その後、コンピュータを再起動し、システムが正しく起動するかどうかを確認します。

対策2. CSMモジュールを無効にする

CSMとは、Compatibility Support Module(互換性サポートモジュール)の略で、一部のUEFIファームウェアの実装に含まれています。CSMは、BIOS環境をエミュレートすることでレガシーBIOSとの互換性を提供し、UEFIをサポートしていないレガシーOSや一部のオプションROMを引き続き使用することができます。

では、BIOSでCSMを無効にするにはどうすればいいのでしょうか? 詳しい手順を見てみましょう。

手順1. PCのBIOS設定を入力します。 BIOSに入るために特定のキーを押す必要があります、そしてそのキーはPCの生産元によって異なります。詳しい情報は生産元の公式サイトにてお調べしましょう。

手順2. 「Boot」セクションに移動します。

手順3. PCまたはラップトップのモデルとEFIファームウェアによって、CSMを変更するための設定が異なる場合があります。可能な設定名に注目してください。オフにしたり、無効にしたりすることができます。

  • Legacy Support
  • Boot Device Control
  • Legacy CSM
  • Launch CSM
  • CSM 
  • UEFI/Legacy Boot (UEFI Onlyに設定)
  • Boot Mode (No Legacy Supportに設定)
  • Boot Option Filter (UEFI Only に設定)
  • UEFI/Legacy Boot Priority  (UEFI Only に設定)

手順4. 変更内容を保存し、BIOS設定を終了します。

M.2 SSDを搭載した後にWindowsが起動しないという問題が発生した場合は、この方法を試して問題を解決することができます。

対策3. BIOSを更新する

M.2 SSDがシステムを起動できないもう一つの理由は、コンピュータのマザーボードが、M.2 SSDからシステムが起動することを認識するための最新バージョンにアップデートされていないことです。

したがって、常に最新版のBIOSがPCにインストールされていることを確認してください。 メーカーのWebサイトで最新のBIOSアップデート(.capファイル)を入手するか、ユーザーマニュアルを参照して、コンピュータのBIOSをアップデートする方法を確認してください。

警告: BIOSのアップデートを誤ると、コンピュータが完全に動作しなくなる可能性があります。そのため、事前にコンピュータ上の重要なファイルをバックアップしておきましょう。

起動できないPCの失われたデータを復旧する方法

M.2 SSDにシステムをインストールした後、Windowsが読み込めないことに気づきました。このような場合、重要なファイルをPCに戻すにはどうすればよいでしょうか?

ここで、MiniTool Partition Wizardを使って、起動できないコンピュータからファイルを取得してみましょう。MiniTool Partition Wizardは、ドキュメント、写真、ビデオ、オーディオ、音楽、メールなど、コンピュータ上の様々なファイルを復元することができます。

詳細な手順をご紹介します。

手順1. 次のボタンをクリックして、MiniTool Partition Wizardをダウンロードします。

注: ソフトウェアの「データ復元」機能を使用するには、プロ・デラックス版またはより上位のバージョンにアップグレードする必要があります。各バージョン間の違いについては、こちらのMiniTool Partition Wizard バージョン別機能一覧を参照してください。

手順2. 本ソフトウェアに搭載されているブータブルメディア機能を使って、起動可能なUSBドライブを作成します。

手順3. 作成したブータブルドライブを、起動しないパソコンに接続します。

手順4. BIOS設定メニューに入り、作成されたUSBドライブを起動順序の最上位に設定してPCを起動します。

手順5. 十数秒経つと、MiniTool Partition Wizardのインターフェイスが表示され、画面左上の「データ復元」をクリックします。

「データ復元」をクリック

手順6.次の画面で、ファイルを復元する必要のあるパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。

注: ブータブルバージョンでは、システム予約パーティションとEFIパーティションを含む各パーティションには、ドライブ番号が再割り当てされます。そのため、正しいターゲットパーティションを見つけるには、そのパーティションのサイズとデータの保存方法で区別します。

「スキャン」をクリック

このページには5つの異なるセクションがあり、その詳細は以下の通りです。

  • 復元結果:この部分には、最後のスキャン結果の記録が表示されます。
  • 論理ドライブ:この部分はコンピュータに存在するすべてのパーティションを表示します。
  • 紛失したパーティション:この部分はお使いの PC 上のすべての失われたパーティションを表示します。
  • 未割り当て領域:この部分はコンピュータ上のすべての未割り当てスペースを表示します。
  • ハードディスク:この部分は、コンピュータ上のすべてのハードディスクを一覧表示します。また、スキャンするハードディスクを選択することもできます。

手順8.スキャンが開始されます。 このプロセス中に、対象となるパーティション内のすべてのファイル(既存および紛失)が1つずつ検出されます。 途中で必要なファイルが見つかった場合、プログレスバーの近くにある「一時停止」または「停止」ボタンをクリックすることで、スキャンを一時停止または停止することができます。

スキャン開始

手順9. 復元結果から必要な項目をチェックし、「保存」ボタンをクリックします。

「保存」ボタンをクリック

提示:

必要なファイルをすばやく見つけるには、次の3つのツールを利用できます。

  • 紛失したファイルを表示。この機能は、USBドライブ上の失われたアイテムのみを表示することができます。
  • 検索:この機能は、特定のファイル名を入力することで、目的のファイルを見つけることができます。ファイル名を正確に検索するには、Match Case(ファイル名の大文字と小文字を正確に入力する)またはMatch Word(ファイル拡張子を含む完全なファイル名を入力する)をチェックします。
  • フィルター。ファイル名や拡張子、サイズ、作成日や更新日などでファイルを検索する機能で、必要なデータを効率的に探すことができます。

手順10.保存先を選択したら、「OK」をクリックして保存します。

ちなみに、復旧したファイルは別のドライブに保存することをお勧めします。 そうしないと、失われた/削除されたデータが上書きされてしまう可能性があります。

保存先を選択

結語

この記事はWindowsをM.2 SSDにインストールした後にシステムを起動できない場合の対処法を紹介しました。少しでもお役に立ちましたら幸いでございます。また、もしMiniToolについて何かご質問/ご意見がありましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。

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