SSDは従来のHDDと比べて高速なパフォーマンスを大幅に提供し、起動時間の短縮、ファイル転送の高速化、そして全体的なコンピューティング体験の向上につながります。これらの利点から、HDDからSSDに換装してアップグレードしたユーザーが多いです。
しかし、欠点の1つはコストです。特に大容量のストレージを備えたSSDは、一般的にHDDよりも高価であるため、限られた予算で十分なスペースを望んでいるユーザーにとっては簡単な問題ではありません。
256 GBのような比較的低容量のSSDを購入しようと考えていても、それで自分のニーズに十分対応できるかどうか、不安を感じる方もいるかもしれません。
このトピックはフォーラムでも白熱した議論を巻き起こしました。以下のメッセージは、フォーラムユーザーからの実例です。
あなたのニーズはよく分かりません。私の場合は256GBあれば十分だと思います。他の方がおっしゃっているように、使い方次第です。ただ、MacでもPCでも「256 GBが限界ギリギリ」という印象を持っています。
では、256GBって実際にどれくらいのストレージ容量がありますか?256GBのSSDドライブが十分でしょうか?足りない場合はどうすればいいでしょうか?次の内容はこれらの質問に答えます。
256GBのSSDはどれくらいのストレージ容量がある?
256GBは2進数で換算すると、262,144MB、約274,877,906,944バイト(2748億8000万バイト)に相当します。一見「かなり大きい容量」に思えるかもしれませんが、実際に保存できるデータ量は、ファイルの種類や圧縮の有無などによって異なります。
256 GBのストレージ容量の目安として、以下のような内訳を考えることができます。
- 高画質写真:1枚あたり約4 MBと仮定すると、約6万枚
- HDビデオ:1本あたり約1 GBと仮定すると、約250本
- 楽曲:1ファイルあたり平均3 MBと仮定すると、約8万3千曲
- 最新の大型ゲームは1本あたり30~100GBの容量を消費する予定なので、256 GBでは「ごくわずかしか保存できない」可能性があります。
256GBのSSDは十分か?
256GBのSSDが十分かどうかは、自身の使用状況とファイルの管理方法によって異なります。
例えば、ウェブ閲覧、ワードプロセッシング、音楽鑑賞などの軽いタスクであれば、256GBで十分です。
ただし、動画やゲームなど大容量のファイルを大量に保存する予定の場合は、256GBでは容量が足りなくなる可能性があります。その場合は、512GBや1TBなど、より大容量のストレージを選んだほうが適していると思います。
詳しい説明は次のとおりです。
256GBで十分なユーザー
256GBのストレージ容量は、ウェブブラウジング、ワープロ、ストリーミングなど、軽めの作業には十分です。また、写真や動画などの大容量ファイルを定期的にクラウドストレージに保存するユーザーにとっても十分と思います。
- 学生:一般的な大学生にとって、256GBのストレージ容量は十分と考えられます。書類閲覧、オンラインリサーチ、オンライン講義の受講などの学業用途に加え、軽いゲームもできます。より多くのストレージが必要とも感じるなら、大容量SSDを選んでください。
- クラウドユーザー:写真や動画などのファイルを定期的にGoogle Drive、OneDriveなどのクラウドストレージに保存すると、PCのローカルストレージ容量を大幅に節約できます。
- ライトユーザー:ウェブ閲覧、メール送信、ソーシャルメディア利用など基本的な用途であれば、256GBのSSDで十分です。
- ゲーマーではない場合:ゲームには通常大量のストレージ容量が必要となります。ただし、大量のゲームをインストールするニーズがなければ、256GBで十分です。
- ミニマリスト:ファイルをよく整理して管理し、不要なアプリやダウンロードを定期的に削除する場合は、256 GBのSSDドライブは十分です。
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大容量のSSDを購入するなら良いのですが、予算が限られている場合、ドライブの容量を積極的に管理する必要があります。そうしないと、ディスク容量不足の警告がすぐに表示される可能性があります。
ドライブのスペースを適切に管理するには、次の方法をご参照ください。
- ドキュメント、画像、動画などはSSDドライブに保存しないで、HDDや外付けドライブに移動することで容量を解放することができます。
- 頻繁に使用しないプログラムを別のドライブに移動するか、アンインストールしてください。
- MiniTool Partition Wizardなどのソフトウェアを使用して、不要なファイルを削除してください。
MiniTool Partition Wizard無料版には、「ディスク使用状況分析」という機能があります。この機能を使えば、PCの容量を占有しているファイルをすべて見つけてリストして、不要なファイルを完全に削除することもできます。
また、この専門的なディスク管理ツールは、パーティションの作成/拡張/削除/フォーマット、MBRからGPTへの変換、OSの移行、ハードドライブからのデータ復元、ハードディスクのクローン、USBメモリやSDカードのフォーマットなど、さまざまな操作が行えます。
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ステップ1:MiniTool Partition Wizardを起動してメイン画面を表示します。
ステップ2:上部のツールバーから「ディスク使用状況分析」機能を選択し、ディスク使用状況分析ツールを開きます。

ステップ3:ドロップダウンメニューからスキャンしたいディスクを選択し、「スキャン」をクリックします。

ステップ4:スキャンが完了すると、ディスク容量の使用状況を確認するには、「ツリービュー」「ファイルビュー」「フォルダビュー」という3つの方法があります。不要になったファイルを見つけて右クリックし、「削除(完全に)」を選択します。

256GBで足りないユーザー
一方、動画や大容量ファイルを扱ったり、複数のソフトウェアをインストールしたり、AAAゲームをプレイしたりするユーザーにとっては、256GBが不十分な場合が多いです。
次はでは、256GBで足りない場合を詳しく説明します。
- 大容量ソフトウェアのインストール:デザイン、動画編集、統計ツールなどのアプリケーションは、通常、かなりのストレージを必要とします。仕事で複数のアプリケーションを使用する場合、256GBのSSDでは不十分かもしれません。
- 高解像度メディア:大量の写真や動画を保存する必要があると、容量がすぐに不足になる可能性があります。これは、4K以上の高画質動画や画像のファイルサイズが大きいからです。
- ゲーム愛好者:多くの最新3Aゲームでは、1本あたり数十GB、時には数百GBものストレージ容量が必要です。256GBのハードドライブでは、数本以上のゲームを保存することはほぼ不可能であり、ニーズを満たすには不十分です。
- ローカルデータストレージ:ほとんどのデータをローカルに保存し、クラウドストレージや外付けドライブにあまり依存したくない場合は、256GB以上のドライブを入手した方がいいと思います。
- パソコンの寿命に関する考慮:一般的に、SSDの最適なパフォーマンスを維持し、また寿命を延ばすには、少なくとも20%の空き容量を確保しておくことが推奨されています。SSDがほぼいっぱいになると、読み書き速度に影響し、ドライブ全体の寿命を縮める可能性があります。
- 長期的に使用したい:時間が経つにつれて、より多くのストレージが必要になる場合があります。そのため、最初から大容量のSSDに投資することをおすすめします。
256GBのSSDがいっぱいになったらどうするの?
さらに多くのデータを保存するために、より大容量のSSDへのアップグレードを検討してみましょう。このプロセスを完了するには、古いドライブ上のすべてのデータを転送する移行ツールが必要です。
MiniTool Partition Wizardは、3種類の移行方法を備えた優れたデータ移行ソフトウェアです。
- ディスクコピー:ハードディスク全体(システムパーティション、ブートパーティション、隠しパーティション、すべてのユーザーデータを含む)を別のハードディスクに複製することを意味します。
- OSをSSD/HDDに移行:オペレーティングシステムを元のハードディスクから新しいディスクに移行することを意味します。
- パーティションコピー:あるディスクのパーティションを別のディスクの空き領域または同じディスクの空き領域にコピーすることを意味します。
次は、MiniTool Partition Wizardの「ディスクコピー」機能を使用してデータを移行する具体的な方法を説明します。
ステップ1:SSDをコンピューターに接続します。MiniTool Partition Wizardを起動してメインインターフェイスを開きます。
ステップ2:ソースディスクを右クリックし、「コピー」を選択します。または、ソースディスクをクリックしてハイライトし、左側のメニューから「ディスクコピー」を選択します。

ステップ3:現れたウィンドウで、SSDをターゲットディスクとして選択します。「次へ」をクリックして続行します。

ステップ4:コピー方法を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「パーティションをディスク全体に合わせる」と「パーティションを1MBに調整する」という2つのオプションがデフォルトで選択されます。前者は新しいSSDの容量を最大限に活用するためにパーティションサイズを比例的に調整し、後者はSSDに4Kアライメントを適用します。
- 元のハードドライブがMBRディスクで、行先のSSDはGPTディスクである場合は、「行先ディスクにGUIDパーディションテーブルを使用する」オプションが選択できるようになります。
- 「選択されたパーティションを変更する」セクションでは、必要に応じてパーティションのサイズを変更したり、移動したりすることができます。

ステップ5:ターゲットディスクからの起動方法を説明するプロンプトが表示されます。システムディスクのクローンを作成したい場合は、この情報をよく読んでください。「完了」をクリックして続行してください。

ステップ6:最後に、メインインターフェイスの左下にある「適用」ボタンをクリックして、ハードドライブのクローン作成プロセスを開始します。

元のハードディスクをどのように扱いますか?
個人情報の流出を防ぐために、まずデータを消去してから売却したり、再利用したりすることができます。
ディスクデータを安全に消去する手順は次のとおりです。
ステップ1:MiniTool Partition Wizardのメインインターフェイスで、消去したいディスクを右クリックし、「ディスク抹消」を選択するか、ディスクをクリックして左側のアクションパネルから「ディスク抹消」を選択します。
ステップ2:下図のようなポップアップウィンドウが表示されます。抹消方法を選択し、「OK」をクリックして次のステップに進みます。
- セクタを0で埋め尽くす&セクタを1で埋め尽くす:パーティションに同じコードを書き込みます。これはWindowsの完全フォーマットに似ています。
- セクタを0と1で埋め尽くす:パーティションに0と1をランダムに書き込み、データの回復が困難になります。
- DoD 5220.22-M (3 回上書き):データを永久に削除したい場合に推奨されます。
- DoD 5220.28-STB (7回上書き):DoD 5220.22-M (3 回上書き)よりも多くの回数があるため、データのセキュリティレベルが高くなります。

ステップ3:処理が完了すると、メインインターフェイスに戻ります。データを抹消したディスクは「未割り当て」としてマークされます。変更を確定するには、「適用」ボタンをクリックします。
256GBのSSDであれば十分かどうかという問題の答えは、独自の使い方次第です。困られている方は、この記事をお読みください。詳しく説明しました。Twitterでシェア
結論:
256GBのSSDは自分のPCに十分であるかどうかを困られている場合は、本記事をここまで読むと答えが見つかったでしょう。つまり、256GBのSSDは一般的に基本的なタスクに十分ですが、大容量のストレージが必要なユーザーのニーズには満たないかもしれません。
また、MiniTool Partition Wizardの使用中にご質問やご提案がある場合、support@minitool.comまでお気軽にお問い合わせください。できるだけ早く返信いたします。
