「パーティション (C:) には十分な空き領域がありません」というエラーが表示されますか。Cドライブの空き容量が少なくなっていきますか。この記事で、パソコンのハードディスクの空き容量を増やす方法、及び無料のパーティションマネージャーを使用してハードディスクをアップグレードする方法について説明します。
ハードディスクの領域を占用しているもの
パソコンを使用しているうちに、ハードディスクの空き容量が無くなっていき、「ハードディスクの容量を減らしているのは何だろう」と思うかもしれません。実際、インストールされているアプリケーションと保存されているファイルをWindowsエクスプローラーで確認するだけでは、ディスク容量を消費しているものを見分けるのは困難です。
「設定」- > 「システム」- > 「ストレージ」の順に選択します。ここにすべてのドライブが表示されます。ドライブを選択して、ディスク領域を占有しているものを確認できます。
さらに、各項目をクリックしてさらに確認できます。たとえば、アプリ/ゲームが占用してディスク領域を確認できます。
これから、ハードディスクの空き容量を増やす方法について説明します。
方法1.不要なファイルを削除する
手動で不要なファイルを選択して削除するか、「ストレージセンサー」を利用してください。 ストレージセンサーは、一時ファイル、30日間以上ごみ箱にあったファイル、30日間変更されていないダウンロードフォルダのファイル、Windows 10の以前のバージョンを削除できる機能で、Windows 10バージョン1703で導入されました。「設定」でストレージセンサーをオンにしている場合、Windowsは自動的に不要なファイルを削除することでパソコンの容量を増やすことができます。
ストレージセンサーがオフになっている場合、有効にしてください。
①「スタート」メニュー – >「設定」 – >「システム」 – >「ストレージ」の順に選択します。「ストレージセンサー」をオンにして、「空き領域を増やす方法を変更する」をクリックします。
②次の画面で、削除する一時ファイルの種類を確認してください。「今すぐクリーンアップ」を押して、ハードディスクの空き容量を増やしてディスク領域を解放することができます。
方法2. 不要なアプリをアンインストールする
一時的な問題解決のためにインストールしたプログラムが今後使わない場合、それらをアンインストールしてハードディスクの空き容量を増やすことができます。Windowsの「スタート」メニューを右クリックし、「プログラムと機能」をクリックします。次に、不要なプログラムを右クリックして「アンインストール」を選択します。使わないプログラムを一つずつアンインストールしてください。
方法3.ディスククリーンアップを実行する
ディスククリーンアップは、一時ファイルと重要でないファイルを削除する組み込みツールです。Cドライブがいっぱいになったら、ディスククリーンアップを使ってパソコンの容量を増やします。
①エクスプローラーに行き、「PC」に移動してください。次に、クリーンアップしたいドライブを右クリックして、「プロパティ」>「ディスククのリーンアップ」を選択します。
②数分後に、ボックスに表示されているファイルにチェックを入れて、増加するディスク領域の合計を確認できます。不要な種類のファイルにチェックを入れて、「OK」をクリックしてください。
提示:Cドライブからディスク領域を解放する場合は、Windows 10ディスククリーンアップを読んで、システムの復元やシャドウコピーなどの他のシステムファイルを削除することができます。
方法4.休止モードを無効にする
休止状態は、PCをシャットダウンする際にメモリ内に保存されている作業データをハードディスクに保存する機能です。Windowsで休止モードが有効になっている場合、「hiberfil.sys」が占用しているディスク容量を確認することができます。エクスプローラーを開いて、「表示」>「オプション」をクリックします。「フォルダーオプション」」は表示されます。次に「表示」タブをクリックして、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。最後に「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外して「OK」を押します。ローカルディスクCで数GBのディスク容量を占用している「hiberfil.sys」という名前のファイルは表示されます。
パソコンの空き容量を増やすために、以下のコマンドを実行してください。
Powercfg /hibernate off
そうすれば、休止状態を無効にして「hiberfil.sys」を完全に削除することができます。
方法5. コンパクトOSを無効にする
コンパクトOSは、マイクロソフトがWindows 10に導入された最新のものです。それによって、オペレーティングシステムのサイズが縮小され、圧縮ファイルからオペレーティングシステムを実行できるようになります。また、Windowsアプリの設置面積も減ります。コンパクトOSを有効にすることで、ハードディスクの空き容量を2GBくらい増やすことができます。
コンパクトOSを有効にするのは簡単です。ただし、オペレーティングシステムを扱っているので、先に進む前にシステムイメージのバックアップを作成することが重要です。
①コマンドプロンプトを検索し、管理者として実行します。
②次のコマンドを入力してWindows 10とアプリケーションを圧縮し、Enterキーを押します。
Compact.exe /CompactOS:always
約10~20分かかります。
注:圧縮を解除するには、次のコマンドを実行してください。
Compact.exe /CompactOS:never
方法6.WinSxSフォルダのサイズを減らす
Cドライブがいっぱいになる場合、C: Windowsに移動して「WinSxS」という名前のフォルダを見つけることができます。そのプロパティを表示すると、かなり多くのディスク容量を占用していることが分かります。
WinSXSフォルダには、すべてのWindowsシステムコンポーネントが含まれていて、Windowsインストール時間が長くなるにつれて、そのフォルダはだんだん大きくなっていきます。また、時間の経過とともに古いバージョンのシステムコンポーネントのような不要なファイルは作成されます。
パソコンのハードディスクの空き容量を増やすために、WinSxSフォルダを削除できますか?
必ずWinSxSフォルダ全体を削除したり、その中のファイルを削除したりしないでください。システムが深刻な損傷を受け、PCの再起動やアップデートができなくなる可能性があります。ただし、以下のように操作して、一部の不要なファイルを削除することができます。
①コントロールパネルに進みます。
②カテゴリ別に表示するように設定し、「システムとセキュリティ」を選択します。
③「管理ツール」の下の「スケジュールタスク」を選択します。
④左側のパネルで、「タスクスケジューラライブラリ」 – > 「Microsoft」 – > 「Windows」 – > 「Servicing」の順に選択します。
⑤中央のパネルで「StartComponentCleanup」を右クリックし、「実行」を選択します。
他の方法を試して、パソコンの容量を増やすこともできます。
方法7.OneDriveファイルオンデマンド機能を使用する
OneDriveファイルのオンデマンドは、Windows 10 Fall Creators Updateから導入された新しい機能です。「ファイルのオンデマンド」は、ファイルの本体をクラウド上に保管し、PC上にはファイルの概要を示す最小限の情報のみを保存する機能です。パソコンのハードディスクの空き容量を増やすために、ファイルのオンデマンドを使用してOneDriveにファイルをアップロードして保存し、必要なときにのみダウンロードすることができます。
①通知領域にあるOneDriveクラウドアイコンを右クリックして、「設定」を選択します。
②ポップアップウィンドウで、「設定」タブに移動します。「ファイルのオンデマンド」の下にある「容量を節約し、ファイルを使用するときにダウンロード」にチェックを入れます。
④クラウドにのみ保存するファイルとフォルダを選択します。右クリックして「空き領域を増やす」を選択します。
提示:空き容量を増やすために、個人ファイルをデフォルトのフォルダからOneDriveフォルダに移動してから、上記の操作をしてください。ただし、ネットワークに接続している場合にのみそれらのファイルにアクセスすることができます。
方法8.ファイルを他の場所に移動する
数多くの写真、音声、ビデオなどのサイズの大きいファイルがドライブに保存されている場合は、それらを外付けHDDなどの別の場所に移動してパソコンの容量を増やすことができます。
①エクスプローラーを開き、各パーティションを開いて、移動したいものにチェックを入れます。
②その後、「ホーム」タブに移動し、「移動先」、「場所の選択」の順に選択します。
③外付けHDDを選択して「移動」ボタンをクリックします。
方法9.新しいコンテンツの保存先を変更する
新しいコンテンツを同じ場所ではなく、異なる保存することができます。
①スタートボタンを右クリックして、設定 – >システム – >ストレージを開きます。
②「その他のストレージ設定」の下の「新しいコンテンツの保存先を変更する」をクリックします。
③ドロップダウンメニューを開いて、ファイルの種類ごとに保存先を指定します。
あれこれしても、パーティションバーが赤くなる問題を解決できない場合、方法10を試すことができます。
方法10.大容量ハードディスクに換装する
ハードドライブの換装は、「ディスク領域不足警告」を解消する最も効果的な方法です。大容量のハードディスクを購入した後に、MiniTool Partition Wizardを利用して、ディスクをクローンするか、OSを移行してハードディスクの換装を行うことができます。
無料のパーティションマネージャーをダウンロードしてインストールしてください。
MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
(1)ディスクのクローン
①コピーしたいディスクを選択して、アクションパネルから「ディスクのコピー」を選択します。
②コピー先のディスクを選択して「次へ」をクリックします。注:コピー先ディスク上のデータは消去されます。
③お好みに応じてコピーオプションを選択してください。 「パーティションをディスク全体に合わせる」と「パーティションをサイズ変更せずにコピーする」のどちらを選択しても、下部のスライダーをドラッグして各パーティションのサイズを変更できます。
注:「GUIDパーティションテーブルを使用する」は、MBRディスクをGPTディスクにクローンするのに役立つ有料機能です。ただし、それはプロ版または上位エディションで利用できる機能です。必要であれば、オンラインストアにアクセスしてください。
④コピー先ディスクから起動する方法に注意を払ってください。「次へ」をクリックします。
⑤最後に、「適用」をクリックして、ディスクのクローンを実行してください。
⑥元のシステムディスクを取り出して、大容量ハードディスクから起動します。
(2)OSのみを移行する
オペレーティングシステムのみを他のハードディスクに移行したい場合は、「OSをSSD/HDに移行」を利用することができます。この機能は、システム予約済みのパーティション、EFIシステムパーティション、システムパーティション、回復パーティションなどのOS関連パーティションをクローンすることができます。
①ハードディスクをPCに接続してから、MiniTool Partition Wizardを実行してメイン画面に入ります。ツールバーから「OSをSSD/HDに移行」を選択します。
②オプションBを選択します。
③行先ディスクを選択します。行先ディスク上のすべてのデータは削除されます。
④コピーオプションを選択し、パーティションサイズを調整します。
⑤注意事項を読んで、「完了」をクリックします。メイン画面の「適用」をクリックします。
⑥OSが移行されたら、大容量ハードディスクからPCを起動し、元のハードディスクからオペレーティングシステムを削除します。
詳細については、「OSを再インストールせずにWindows10をSSDに移行」を参照してください。
(3)パーティションをコピーする
また、一部のデータパーティションを別のハードディスクに移動して、ディスク領域を最大限に解放することもできます。
①コピーしたいパーティションを選択し、左側のアクションパネルから「パーティションのコピー」を選択します。
②選択したパーティションのコピーを格納する場所を選択します。未割り当て領域のみを選択することができます。
③パーティションのサイズと場所を決めます。パーティションのサイズを変更するには、スライダーをドラッグして拡大または縮小します。場所を変更するには、パーティションを左または右にドラッグします。次に「完了」をクリックします。
④「適用」をクリックして、コピーを開始します。
提示:コピー元のパーティションを削除し、未割り当て領域を利用して残りのパーティションを拡張することができます。
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結語
この記事で、パソコンの容量を増やすための10個の方法を紹介しました。他の方法があれば、コメント欄にお残しくださいますようお願いします。 MiniToolソフトウェアを使用する際に何か不明点がある場合、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。