Windows Updateで0x80244007エラーが表示され、更新プログラムをインストールできない場合があります。原因はWindows Updateコンポーネントの不具合やシステムファイル破損などが挙げられます。本記事では、Windows Updateのトラブルシューティング、サービスリセット、DISM/SFCなど安全な解決方法を紹介します。
Windows Update エラー 0x80244007とは?
Windows Update エラー 0x80244007は、Windows Updateで更新プログラムを取得またはインストールする際に発生するエラーコードの一つです。
このエラーが発生すると、以下のような症状が見られます。
- Windows Updateが途中で失敗する
- 更新プログラムをダウンロードできない
- 「更新プログラムのインストール中に問題が発生しましたが、後で自動的に再試行されます」と表示される
- 何度試しても同じエラーコードが表示される
0x80244007エラーは、特にWindows Updateサービスや関連コンポーネントが正常に動作していない場合に発生することがあります。
また、Windows 10だけでなく、Windows 11でも発生する可能性があります。原因を特定し、適切な対処を行うことで、多くの場合はWindows Updateを正常な状態に戻すことができます。
0x80244007エラーが発生する原因
Windows Update エラー 0x80244007が発生する原因は様々あります。主に以下のような問題が考えられます。
- Windows Updateコンポーネントの不具合:更新に必要なサービスや一時ファイルが正常に動作せず、更新処理に失敗することがあります。
- Windows Updateキャッシュの破損:過去にダウンロードした更新ファイルが破損すると、新しい更新プログラムを正常に取得できない場合があります。
- システムファイルの破損:Windowsの重要なシステムファイルが破損すると、Windows Update関連の処理に影響を与える可能性があります。
- 不要な一時ファイルの蓄積:ディスク上の不要なファイルが増えることで、更新処理に問題が発生する場合があります。
- ディスクの空き容量不足:更新プログラムのダウンロード・展開に必要な空き容量が不足していると、処理が途中で失敗します。
- ネットワーク接続の問題:Microsoftの更新サーバーとの通信が不安定な場合、更新プログラムの取得に失敗することがあります。
- セキュリティソフトの干渉:一部のサードパーティ製ウイルス対策ソフトが、Windows Updateの通信や処理を妨げることがあります。
原因を確認したら、次の章で紹介する方法を順番に試すことで、0x80244007エラーの解決を目指せます。
Windows Updateエラー0x80244007の対処法
ここからは、0x80244007エラーを解決するための具体的な方法を、試しやすいものから順に6つ紹介します。上から順番に試していきましょう。
方法1:Windows Updateトラブルシューティングを実行する
Windows Updateに関連する問題が発生した場合、まずシステムに付属しているWindows Updateトラブルシューティング ツールを実行して、エラーの検出と修正を試みます。このツールは、Windows Updateに関連するいくつかの一般的な問題を診断して解決することができます。
ステップ1:Win+Iキーを押して、「Windowsの設定」を開きます。
ステップ2:「更新とセキュリティ」をクリックします。
ステップ3:左ペインの「トラブルシューティング」を選択します。
ステップ4:右側の「追加のトラブルシューティング ツール」リンクをクリックします。
ステップ5:次の画面に入ると、「Windows Update」項目を展開し、下の「トラブルシューティング ツールの実行」をクリックします。

その後、Windowsが自動的に検出を開始します。画面の指示に従い、後の処理を完了します。
コンピュータを再起動し、再びWindows Updateを実行して、0x80244007が再発するかどうかを確認します。
方法2:Windows Updateキャッシュを削除する
トラブルシューティングツールでエラーが解決されない場合は、ディスク クリーンアップ ツールを実行して、Windows Updateのキャッシュを含むすべての一時ファイル・ジャンクファイルを削除してみてください。
ステップ1:Win + Eを押して、エクスプローラーを開きます。
ステップ2:「PC」タブを選択したうえ、システムドライブを右クリックして「プロパティ」を選択します。
ステップ3:ポップアップウィンドウで、「ディスクのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
すると、増加するディスク容量が計算されます。作業が完了するまでには数分かかる場合がありますので、辛抱強く待ってください。

ステップ4:この画面で、削除可能なファイルの種類と増加するディスク領域の合計が表示されます。削除したいファイルにチェックを入れ、「OK」をクリックしてファイルを削除してください。

提示:「Windows Updateのクリーンアップ」項目にチェックを入れると、クリーンアップ処理がスタックする場合があります。こちらの記事「ディスクのクリーンアップがWindows Updateのクリーンアップでスタックする場合の対処法7つ」を参照してエラーを解決してみてください。
PC上の一時ファイルやジャンクファイルをクリアした後、Windows Updateを再開し、エラー0x80244007が消えるかを確認することができます。
方法3:Windows Updateコンポーネントをリセットする
WUシステムファイルの不整合は、エラー0x80244007の原因になり、更新プログラムのインストールを防ぐ可能性があります。この場合は、プロセスに関係するすべてのWindowsコンポーネントと依存関係をリセットしてからWindows Updateを再実行してみてください。複数の更新プログラムが同じエラーコードで失敗している場合、この方法はかなり有効です。
ステップ1:Win + Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。
ステップ2:編集ボックスに「cmd」と入力し、Shift + Ctrl + Enterキーを押して、管理者としてコマンドプロンプトを実行します。
提示:ユーザーアカウント制御(UAC)のウィンドウが表示されたら、「はい」をクリックして管理者権限を付与してください。
ステップ3:コマンドプロンプトの黒い画面が現れたら、以下のコマンドを入力し、Enterを押します。
- net stop wuauserv
- net stop cryptSvc
- net stop bits
- net stop msiserver
これらのコマンドにより、Windows Update、Cryptographic and BITSサービス、およびMSIインストーラーを停止します。

ステップ4:引き続き以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
すると、Windows Updateの一時ファイルを保存しているフォルダの名前が変更されます。
- ren C:WindowsSoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
- ren C:WindowsSystem32catroot2 Catroot2.old
ステップ5:以下のコマンドを実行し、ステップ2で無効にしたサービスを再度有効化します。各コマンドの後にEnterを押すことを忘れないでください。
- net start wuauserv
- net start cryptSvc
- net start bits
- net start msiserver

上記の操作が完了したら、エラー0x80244007で失敗した更新プログラムのインストールを再試行します。
方法4:DISM/SFCでシステムファイルを修復
システムファイルの破損もWindows Updateエラー0x80244007につながる可能性があります。この問題を解決するには、DISM(Deployment Image Servicing and Management)とSFC(System File Checker)の両方が役立ちます。DISMはWUのサブコンポーネントを使って破損したアイテムを健全なコピーに置き換え、SFCはローカルに保存されたコピーを使って修正します。
ステップ1:コマンドプロンプトを管理者として実行します。
ステップ2:以下のコマンドを順に入力し、それぞれの後にEnterを押して、DISMスキャンを開始します。
- DISM /online /cleanup-image /scanhealth
- DISM /online /cleanup-image /restorehealth
提示:DISMスキャンの実行は、信頼できるインターネット接続が必要です。
ステップ3:スキャン処理が完了したら、コマンドプロンプトを終了し、コンピュータを再起動します。
ステップ4:再度コマンドプロンプトを管理者として起動し、sfc /scannowというコマンドを入力してEnterキーを押します。

プロセスが終了するまで待ちます。その後、コンピュータを再起動し、エラーが修正されたかどうかを確認します。
方法5:セキュリティソフトを確認する
調査によると、一部のサードパーティ製ウイルス対策ソフトもWindows Updateエラー0x80244007を引き起こす可能性があります。ウイルス対策ソフトはコンピュータをウイルスやマルウェアから保護できる一方、Windows Updateコンポーネントと外部サーバーの接続を妨害し、更新エラーを引き起こす場合があります。
Windowsの更新プログラムをインストールする際は、まずリアルタイム保護を一時的に無効にしてみてください。手順はソフトによって異なりますが、一般的にはタスクバーのアイコンを右クリックすると、無効化のオプションが表示されます。
それでも改善しない場合は、ウイルス対策ソフトをアンインストールし、残っているファイルも完全に削除したうえで再試行してください。
ステップ1:Win+Sキーを押して、検索ユーティリティを開きます。
ステップ2:検索ボックスに「コントロール」を入力し、最も一致する検索結果の「コントロールパネル」をクリックします。
ステップ3:ポップアップウィンドウで、「表示方法」をカテゴリに変更して、「プログラムのアンインストール」をクリックします。
ステップ4:すると、PCのプログラムの一覧画面に入り、アンインストールしたいウイルス対策ソフトを見つけます。

ステップ5:ターゲット プログラムを右クリックし、「アンインストール」または「アンインストール/変更」を選択します。その後、画面の指示に従って、残りのステップを完了します。
ステップ6:アンインストールしたウイルス対策ソフトの残骸も一緒に削除することを忘れないでください。
コンピュータを再起動し、更新プログラムを再度インストールすることができます。安全のため、問題を解決した後は、リアルタイム保護を再度有効にするか、別の信頼できるアンチウイルスをインストールします。
方法6:Windowsを修復・再インストールする
上記のすべての方法でWindows Updateエラー0x80244007を解決できない場合、通常の回復手順では直せないシステムファイルの破損が起きている可能性があります。まずは「このPCを初期状態に戻す」などの軽めの修復オプションを試し、それでも解決しない場合はクリーンインストールを検討しましょう。
クリーンインストールでは、システムドライブ上のアプリ・ユーザー設定・個人ファイルなど、ほとんどのデータが削除されます。再インストールを始める前に、必ずデータをバックアップしておきましょう。
操作1:システムドライブをバックアップする
OSをクリーンインストールすると、システム上の隠れた問題は解消されますが、システムパーティション上のすべてのデータも失われます。そのため、事前に信頼できるサードパーティ製のツールでシステムドライブをバックアップしておくことをおすすめします。ここでは、多機能なディスクマネージャであるMiniTool Partition Wizardをご紹介します。「パーティションコピー」機能を使えば、データ損失の心配なくクリーンインストールを進めることができます。
ステップ1:システムドライブのすべてのデータを保存できる外付けハードドライブをコンピュータに接続します。
ステップ2:以下のボタンをクリックして、MiniTool Partition Wizardをダウンロードし、インストールします。
MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ3:ソフトウェアを起動してそのメインインターフェースに入ります。
ステップ4:システムドライブを右クリックし、「コピー」を選択します。
提示:また、万が一に備えて、ディスクを右クリックして「コピー」を選択し、ディスク全体をバックアップしておくこともできます。

ステップ5:外付けハードディスクのパーティション一覧から、コピーを保存する未割り当て領域を選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ6:新しいパーティションのサイズと場所を設定し、「完了」をクリックします。

ステップ7:すると、メインインターフェースに戻り、「適用」をクリックして保留中の操作を実行します。
システムディスクが現在使用されているため、コピーを実行するためにシステムの再起動が要求されます。「再起動」をクリックし、プロセスが完了するまで待ちます。
システムドライブをバックアップした後、次の手順でOSを再インストールすることができます。
操作2:OSを再インストールする
クリーンインストールを行う前に、カードリーダー・イヤホン・外付けハードディスクなど不要な周辺機器をすべて取り外してください。また、Windowsインストール用のUSBドライブやDVDディスクを用意します。手元にない場合は、Media Creation Toolを使って作成できます。
ステップ1:Windowsインストールメディアをコンピュータに接続し、BIOSでブータブルメディアを最初のブートデバイスとして設定してシステムを起動します。
ステップ2:次の画面で、言語とその他の環境設定を行います。次に、「次へ」をクリックして続行します。
ステップ3:「今すぐインストール」をクリックします。その後、画面の指示に従って、セットアップの設定を完了します。
インストールが完了したら、PCが再起動するので、あとはアカウントでシステムをログインしてください。
0x80244007を防ぐ方法
エラーを解決したあとも、以下のポイントを日頃から意識しておくことで、0x80244007をはじめとするWindows Updateエラーの再発を防ぎやすくなります。
- Windows Updateを後回しにせず、定期的に最新の状態を保つ
- Cドライブの空き容量を常に十分に確保しておく
- ディスク クリーンアップなどで一時ファイル・ジャンクファイルを定期的に削除する
- ウイルス対策ソフトを最新版に更新し、更新プログラムの適用中は一時的に無効化を検討する
- 安定したネットワーク環境で更新プログラムをダウンロードする
- MiniTool Partition Wizardなどのツールで、システムドライブを定期的にバックアップしておく
0x80244007エラーに関するFAQ
まとめ
本記事では、Windows Updateエラー0x80244007の原因と6つの対処法、再発を防ぐためのポイントを紹介しました。エラーの原因は一つとは限らないため、上から順番に方法を試していくことをおすすめします。ご参考になりましたら幸いです。
また、MiniTool Partition Wizardの使用中に何かご不明な点やご意見がございましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。
