「システムと予約済み」の容量が突然大きくなると、ストレージ不足やPCの動作低下につながることがあります。これは更新ファイル、仮想メモリ、休止状態ファイルなどが原因の場合が多く、本記事では容量を圧迫する主な原因と具体的な削減方法を解説します。

「システムと予約済み」が肥大化する原因

「システムと予約済み」は、Windowsの動作に必要なシステムファイルや更新データ、仮想メモリなどを保存する領域です。次のような原因で肥大化することがあります。

  • Windows Update の更新ファイルが蓄積している
  • 仮想メモリ(ページファイル)のサイズが大きい
  • 休止状態ファイル(hiberfil.sys)が容量を占有している
  • システムの復元ポイントが増えすぎている
  • 一時ファイルやキャッシュが大量に残っている
  • 不要なアプリや関連データがシステム領域を圧迫している

Windows 10/11で「システムと予約済み」の容量が大きい時の解決策

Windows 10/11で「システムと予約済み」ファイルがCドライブの容量を占有しすぎる場合は、次の8つの方法を試して問題を解決してみてください。

まず試したい簡単な方法

「システムと予約済み」の容量が大きい場合は、まず不要ファイルの削除やWindows標準機能によるクリーンアップを試してみましょう。比較的安全かつ簡単に実行でき、短時間で空き容量を増やせる可能性があります。

#1. ディスク クリーンアップを実行する

ディスク クリーンアップはWindowsの組み込みファイル クリーナーとして、Cドライブ上の不要な一時ファイルを簡単に削除してディスク領域を解放できます。ディスク クリーンアップを実行すると、「システムと予約済み」ファイルの容量を縮小することもできます。

ステップ1:Windowsの検索ボックスに「クリーンアップ」と入力して、最も一致する検索結果の「ディスク クリーンアップ」をクリックします。

ステップ2:「ディスク クリーンアップを実行するドライブを選択してください」のドロップダウン メニューからCドライブを選択して「OK」をクリックします。

ステップ3:すると、このツールはCドライブにどれくらいの空き容量を作成できるかを計算しますので、しばらくお待ちください。

ステップ4:次の画面に入ったら、「システム ファイルのクリーンアップ」をクリックして C ドライブを再度選択します。

ディスク クリーンアップ画面で「システム ファイルのクリーンアップ」を選択する様子

ステップ5:計算処理がもう一度開始されます。完了したら、この時点で削除できるファイルの種類を一覧表示されます。削除するファイル項目にチェックを入れて「OK」→「ファイルの削除」をクリックします。

ディスク クリーンアップで「ファイルの削除」をクリックする画面

ステップ6:記憶域の使用状況を確認して、「システムと予約済み」の容量が減少しているかどうかを確認します。

#2. ストレージセンサーを使用する

ストレージセンサーは、ディスク領域を自動的に解放するのに役立つ便利なツールです。「システムと予約済み」ファイルで多くの容量が占有している場合は、ストレージセンサーを使用してディスク領域をクリーンアップしてみてください。

ステップ1:「設定」ウィンドウを再度開き、「システム」→「記憶域」の順に選択します。

ステップ2:「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行します」のスイッチをオンにします。すると、一時ファイルやごみ箱内のコンテンツなどの不要なアイテムが削除され、ドライブの空き容量が自動的に確保されます。

Windowsの「記憶域」設定でストレージ センサーを有効にする画面

ステップ3:「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行します」リンクをクリックすることもできます。次に、ストレージ センサーを実行するタイミングを設定するか、アプリが使用していない一時ファイルを削除します。

Windows設定の「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」画面

#3. 不要アプリを削除する

Answer.microsoft.comフォーラムのあるユーザーの投稿によると、不要なプログラムやアプリをアンインストールすることで、「システムと予約済み」の容量異常問題を解決できる可能性があります。の作業を行うには、「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」の順にクリックして、使用しないアプリを選択して、「アンインストール」をクリックするだけです。

Windowsの「アプリと機能」画面で不要なアプリをアンインストールする様子

容量を大きく占有している項目を調整する方法

「システムと予約済み」には、仮想メモリや休止ファイル、システム復元ポイントなどのシステム関連データが含まれています。これらの設定を見直すことで、大幅に容量を削減できる場合があります。

#1. 仮想メモリのサイズを調整する

上で説明したように、仮想メモリは「システムと予約済み」ファイルに含まれています。ハードディスク領域を大量に消費する原因になる可能性もあります。そこで、仮想メモリに割り当てる C ドライブ領域を減らしてみることができます。

ステップ1:「ファイル名を指定して実行」に「sysdm.cpl」と入力して Enter キーを押し、「システム プロパティ」ィンドウを開きます。

ステップ2:「詳細設定」タブに移動し、「パフォーマンス」セクションの「設定」をクリックします。

ステップ3:「パフォーマンス オプション」に入ると、「詳細設定」タブに移動し、「仮想メモリ」セクションの「変更」をクリックします。

ステップ4:「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外した上、C ドライブを選択して「カスタム サイズ」をクリックすると、「初期サイズ」領域と「最大サイズ」領域に割り当てるドライブ領域を減らすことができます。

ステップ5:「OK」をクリックして変更を保存します。

仮想メモリ設定でCドライブのページング ファイル サイズを変更する画面

完了したら、コンピュータを再起動し、「システムと予約済み」ファイルの容量が正常になるかどうかを確認します。

#2. システムの復元に割り当てる容量を減らす

多くのシステム復元ポイントを作成したり、システムの復元に大きな領域を割り当てたりすると、「システムと予約済み」ファイルの容量も異常に大きくなります。以下の手順に従って、システムの復元で使用されるディスク領域のサイズを削減しましょう。

ステップ1:「システムのプロパティ」ウィンドウを開きます。

ステップ2:「システムの保護」タブに移動し、「保護設定」でC ドライブを選択し、「構成」をクリックします。

「システムの保護」設定でCドライブの「構成」をクリックする画面

ステップ3:「最大使用量」のスライダをディスク領域のより低いパーセンテージにドラッグし、「OK」をクリックします。

提示:
システムの復元でディスク領域を使用したくない場合は、「システムの保護を無効にする」を選択できます。また、システムを以前の状態に復元する必要がない場合は、「このドライブのすべての復元ポイントを削除します」の「削除」ボタンをクリックすることもできます。
システム保護設定で「最大使用量」を調整する画面

#3. 休止ファイルのサイズを削除または小さくする

休止ファイルは、「システムと予約済み」の容量異常を引き起こす原因となる場合もあります。これは、コンピュータが休止状態モードになるときに Windows OS によって作成されるファイルです。では、休止ファイルのサイズを削除または小さくすることで問題を解決してみてください。

ステップ1:Win + E キーを押してWindowsエクスプローラーを開きます。

ステップ2:「オプション」をクリックして、「フォルダーと検索オプションの変更」を選択します。

ステップ3:「表示」タブに移動し、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択し、「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)」のチェックを外して「OK」をクリックします。

フォルダー オプションで隠しファイルとシステム ファイルの表示設定を変更する画面

ステップ4:Cドライブにある hiberfil.sysファイルが見つかります。このファイルによって占有されているディスク領域を解放するには、管理者特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。

Powercfg /hibernate off

管理者権限のコマンド プロンプトで「powercfg /hibernate off」を実行する画面

ステップ5:休止ファイルのサイズを削減したいだけの場合は、powercfg /h /size xコマンドを実行できます (ファイル サイズを削減するには、x を 50 などのパーセンテージに置き換えます)。

管理者権限のコマンドプロンプトで「powercfg /h /size x」を実行する画面

その後、PCを再起動し、「システムと予約済み」ファイルの容量が減少されたかどうかを確認できます。

Cドライブの空き容量を根本的に増やす方法

不要ファイルを削除しても十分な空き容量を確保できない場合は、Cドライブ自体の容量を拡張する方法も効果的です。

#1. Cドライブを拡張する

「システムと予約済み」ファイルが大きすぎて、Cドライブの空き容量が不足すると、コンピュータのパフォーマンスが低下し、さらに深刻な場合には遅延やクラッシュなどの問題が発生する可能性があります。したがって、できるだけ早く C ドライブに十分な空き領域があることを確認する必要があります。Cドライブ内の不要なファイルを削除する以外にも、別のより直接的で便利な方法があります。つまり、Cドライブの総容量を拡張します。

MiniTool Partition Wizardは、同じディスク上の他のパーティション(連続していない未割り当て領域も可)から空き領域を取り、Cドライブを拡張できる強力なパーティションマネージャーです。また、ハードドライブのクローン作成、パーティションのコピー、オペレーティングシステムの移行、MBRからGPTへの変換、失われたデータの回復、MBRの再構築なども実行できます。

提示:
システム実行中にCドライブを拡張すると、何らかの原因でシステム ファイルの問題が発生する可能性があります。したがって、;MiniTool Partition Wizardのブータブル バージョンで操作してください。

MiniTool Partition Wizard Pro Demoクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ1:MiniTool Partition Wizardのブータブルメディアを作成します。

ステップ2:ブータブルメディアでPCを起動して本ソフトのメインインターフェースに入ります。

ステップ3:ディスクマップからCドライブを強調表示して、左側のアクションパネルで「パーティション拡張」をクリックします。

ステップ4:「以下の空き領域から」のドロップダウン メニューから空き容量を取る場所(別のパーティションまたは未割り当て領域)を選択し、下のスライダ バーをドラッグしてどれくらいの空き容量を占有するかを確認して「OK」をクリックします。

ステップ5:「適用」をクリックしてプロセスを実行します。

MiniTool Partition WizardでCドライブを拡張する手順を示す画面

#2. MiniTool Partition Wizardで大容量ファイルを分析して削除する

場合によっては、Cドライブ上の大量のスペースを占有しているファイルがわかれば、これらの特定のファイルを削除することで問題をすぐに解決できることがあります。ここでは、MiniTool Partition Wizardのようなディスク容量分析ツールを使用してCドライブ上のすべてのファイルがどれくらいのサイズを占有しているかを確認することをお勧めします。詳細手順は以下のとおりです。

MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ1:MiniTool Partition Wizardのメインインターフェースに入り、上部のツールバーから「ディスク使用状況分析」をクリックします。

ステップ2:ドロップダウン メニューからCドライブを選択し、「スキャン」をクリックすると、このツールはドライブのスペースをすぐに分析します。

ステップ3:スキャン処理が完了したら、スキャン結果が表示されます。「サイズ」列をクリックしてすべてのファイル/フォルダーをサイズ順に並べ替え、フォルダーを展開して大容量ファイルをチェックできます。

ステップ4:不要な大容量ファイルを右クリックし、「削除(完全に)」を選択します。

MiniTool Partition Wizardで大きいサイズのファイルを検出して削除する手順を示す画面

Windowsで「システムと予約済み」ファイルの容量が異常に大きい場合はどうすればよいですか?MiniTool Partition Wizardのこの記事で紹介された8つの解決策を試してください。Twitterでシェア

まとめ

この記事では、Windowsの「システムと予約済み」ファイルの容量が肥大化する場合の対処法を紹介しています。ご参考になされましたら幸いです。この問題に対処できる他の方法があれば、ぜひ私たちと共有してください。

また、MiniTool Partition Wizardの使用中に何かご不明な点やご意見がございましたら、お気軽に[email protected]までご連絡してください。

「システムと予約済み」に関するFAQ

「システムと予約済み」のサイズは何MBですか?
「システムと予約済み」の容量は、Windowsの構成や使用状況によって異なります。一般的には数GB〜数十GB程度ですが、仮想メモリや休止ファイル、システム復元ポイントが肥大化すると、100GB以上になることもあります。
「システムと予約済み」と「システムで予約済み」の違いは?
「システムと予約済み」はWindowsのストレージ設定に表示されるカテゴリで、仮想メモリや休止ファイル、システム復元ポイントなどのシステム関連データが含まれます。
一方、「システムで予約済み」は、Windowsインストール時に自動作成される隠しパーティションで、起動情報やBitLocker関連ファイルなどを保存するために使用されます。通常は数百MB程度のサイズです。
「システムと予約済み」が減らない原因は?
「システムと予約済み」が減らない主な原因として、仮想メモリ(pagefile.sys)、休止ファイル(hiberfil.sys)、システム復元ポイント、Windows Updateのキャッシュなどが大量の容量を占有していることが考えられます。また、一時ファイルが正常に削除されていない場合もあります。
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